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筋肉増強サプリが持つ「肝障害」への危険性

4/18(木) 22:12配信

エスクァイア

・新たな研究の中で、筋肉増強のための一部のサプリメントに肝障害の副作用がある可能性が指摘されています。

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・多くサプリメントには、ラベルに記載されていないステロイドが含まれていたことが明らかになりました。

・研究チームはサプリメントなど、規制されていない製品の購入に注意を促しています。

 市販されているサプリメントには、自然な筋肉増強に役立つことを謳うさまざまな粉末や錠剤があります。しかし、新たな研究によれば、こういったサプリで筋肉がついたとしても、健康な肝臓を失う可能性があると指摘しています。

 この研究では、処方箋なしで購入できる筋肉増強用サプリの摂取によって黄疸(おうだん=皮膚や眼球の黄染)や腹痛などの肝障害の症状が発生した男性が対象となりました。このうち4分の3近くの男性が、これらの症状での入院を余儀なくされたと言います。

 医学誌『Alimentary Pharmacology and Therapeutics』に掲載されたこの研究では、 サプリや処方薬、市販薬に関連する肝障害を見分けるためのプログラム「薬物性肝障害ネットワーク」に登録された44人の男性を標本調査。これらの男性の肝障害は血液検査で発見されたもので、胆汁の蓄積など肝臓の健康のさまざまな指標から判断されました。

 これらの男性全員が逞しい肉体を手に入れるためにサプリを摂取したことを認めており、サプリのテストでは多くの製品にラベルに記載されていない「アナボリックステロイド」が含まれていたことが明らかになりました。

 このような合成ステロイドは、男性ホルモンの「テストステロン」を模倣したものですが、それに関する研究も多く、それを辿れば…肝障害やがん性腫瘍、若ハゲや睾丸の萎縮などの好ましくない副作用があることが多く示されています。

 このプログラムに登録されたあらゆる男性が黄疸を報告しており、今回の研究の対象者の多くに過度のかゆみや腹痛、吐き気などの他の症状が現れています。「人間にとって肝臓は最大の臓器であり、正常であればわれわれが生きるための500以上もの機能をはたしている」ということをしっかりと心に刻んでおくべきでしょう。

 今回の研究では、多くのサプリのラベルが不正確であったことが明らかになりました。例えば、ある研究対象者が摂取していた「ファクターD」というサプリのラベルには、「アナボリックステロイド」類の記載は一切ありませんでした。がしかし、実際このサプリには、3種類の「アナボリックステロイド(テトラヒドロコルチコステロン、スタノゾロール、メチルドロスタノロン)」とともに、特定できない別のステロイドが含まれていたことがテストによって明らかになっているのです…。

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最終更新:4/18(木) 22:12
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