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ポスト大迫の北川航也。「煮え切らない ストライカー」から脱却せよ!

4/18(木) 16:20配信

webスポルティーバ

 今年1月に行なわれたアジアカップは、清水エスパルスのストライカー、北川航也にとってまたとないチャンスだった。初戦のトルクメニスタン戦で2ゴールを決めたエース大迫勇也(ブレーメン)が、その直後の練習で故障。大迫は大事を取ってそこから4試合欠場することになった。

【写真】同じく清水エスパルスから、代表入りが近いとされる松原后

 北川はそのうち3試合をスタメンで、1試合は武藤嘉紀(ニューカッスル)に代わり途中出場した。チームは4連勝したが北川はノーゴール。プレーの出来もすべてサッパリだった。準決勝(イラン戦)、決勝(カタール戦)で大迫が復帰すると、北川は交代出場さえ叶わなくなった。 

 森保ジャパンには、2戦目のパナマ戦から招集されてきた北川だったが、アジアカップのこの不出来で、監督の信頼を失うだろうなとの読みは的中した。続くコロンビア戦、ボリビア戦で招集外になることは当然の帰結だった。

 このまま下降線を辿るのか。あるいは再浮上を果たすのか。

 身長180cm。大型の部類に入るFWだが、大型選手が持つネガティブな面はない。175、176cmぐらいの動きができる。技術力も同様。見切ることができない捨てがたい魅力がある。

 イメージが重なるのは柳沢敦だ。なにより、DFラインの背後を突く動きが似ている。動き出しが抜け目なくスムーズなのだ。ネコ科の動物を連想させる素早さ、滑らかさがある。

 柳沢が177cmだったので、北川はそれより3cm高いことになるが、その差を感じさせない動きのよさが魅力だ。それでいて、ヘディングもそれなりに強い。

 清水がFC東京と対戦した第6節の試合では、ヘナト・アウグストが右サイドからふわりと揚げたロブ気味のクロスに鋭く反応。高い打点から身体を捻り、ゴール左隅へ先制ゴールを叩き出した。

 悪い意味で柳沢的だったのが、同じくFC東京戦で、GKと1対1になりながらシュートをサイドネットに外してしまった後半27分のシーンになる。周囲の期待感を裏切る中途半端な外し方が、時に柳沢が見せた煮え切らないプレーにそっくりなのである。”いっぱいいっぱい”ではないゆとりをどこかに感じさせながら、外してしまう。岡崎慎司(レスター)のようなひたむきさ、泥臭さはない。

 結局この試合、清水はFC東京に逆転負けし、今季初勝利を逃した。かえすがえすも北川の煮え切らないシュートが悔やまれるのだった。

 チームに片目が開いたのは第7節。静岡ダービーのジュビロ磐田戦だった。先制点を挙げる展開は前節と同様だった。前半36分の鄭大世の先制ヘッドを、北川はアシストで貢献。ゴール前で粘りのプレーを見せた。

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最終更新:4/18(木) 16:20
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