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関口知宏、“旅人”から“俳優”に戻る「鉄道の旅が人気になる予測は立っていました」

4/18(木) 18:00配信

週刊女性PRIME

世界の旅から“主演俳優”に! 関口知宏が語る

「映画『波乗りオフィスへようこそ』のマスコミのみなさんにお配りする資料に《実は、俳優の肩書を外そうと考えていた矢先にオファーをいただいたんですね》と、書いてありますが、単純に“俳優の仕事がまだ来るの?”っていう感じだったんです。 '04年からスタートしたNHKの世界を鉄道で旅する番組で、あれだけ“自然、自然”と言われて、本来の自分がバレちゃいましたよね。

【写真】アツく語ってくれた関口知宏

 俳優さんって素の部分が見えちゃうと、役を演じるときに“この人、本当はこうなのに”と思われてしまう。もう、バレちゃったんだから、しかたないなって。実際に俳優の仕事もここ数年してなかったので、肩書をはずすって聞こえちゃったかもしれないけど、どうしたらいいのかわからなかったってのが正しいです。

 今回の映画を受けた理由は、紀行番組にあるんです。あの鉄道の旅が人気になるだろうなという予測は立っていました。それは、上から目線とか、生意気とかじゃなくて。いまの“新しいぜ”“イケてるぜ”の逆をいくものだったので。以前を知っている人から見たらホッとしますよね。想像以上に共感してくれる人がたくさんいて大ブームになっちゃいましたけど(笑)。

 俳優さんが旅をしたらこうするよねっていうことをまったくやっていない。寝ぐせも直さないし。だって、前日の夜11時まで列車に乗っていて、翌朝4時に出発とか言うんですよ。それで“寝ぐせ直して、笑顔で!”なんてねぇ~。僕は、権利と自由を主張する“いまどき”の人と、周りに気を遣って忖度してしまう“かつて”の人のはざまを生きている。どちらかと言えばかつてのほうに近い。

 この映画は、いまどきの新人類をまとめる、かつての旧人類を主人公にした話なんです。東京で経営している会社の人材不足を解消するために、故郷の徳島に行き優秀な人を探す徳永を演じています。

 監督からは“俺は俳優だ!”と言う人をあえて選びたくなかったというようなことを言われました。なるほど、それなら、監督、自己責任ですよと。イタリア風に言えば、監督はムチャブリータ(無茶ぶり)で、僕は監督にマルナゲータ(丸投げ)でやってみましょうと(笑)。

 これからの日本を予告している内容でもあると思うんです。合理的な新人類が手放してしまったものを、かつて手にしていた旧人類が再び復活させる。世界を旅してきた僕からすると、世界情勢的にも同じことが起こる気がして。誰かが壊してしまったものを、日本人が再び作り直す。これから、日本がリーダーにさせられるような、そんな時代が来るように思うんです。こういう話をいろいろな人にしたいと思っていると、また旅も、俳優の仕事も遠のいていきそうですよね(笑)」

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最終更新:4/18(木) 18:00
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