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混合複の渡辺&東野 五輪レースへ臨むカギは「平常心と人間観察?」

4/18(木) 18:03配信

THE ANSWER

7月開幕ジャパンオープン記者会見、渡辺、東野組は初優勝へ意気込み

 五輪という大舞台に左右されない平常心を求める男と、道行く人々の幸せを願う女が、世界に挑む。7月に東京で行われるバドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」(7月23~28日、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ)の開催記者発表会が17日に行われ、混合ダブルスに出場予定の渡辺勇大、東野有紗(ともに日本ユニシス)は「国内開催でたくさんの応援を受けられるので、自信を持って臨み、優勝を勝ち取れるように頑張りたい」(渡辺)、「前回は3位で悔しかった。今年は優勝という結果を残せるように、声援を力に変えて頑張りたい」(東野)と初優勝にかける意気込みを語った。

 2人は、昨季から急成長を遂げており、今季も全英オープンで準優勝するなど力をつけている。昨年は、天敵の中国ペアに敗れて決勝進出はならなかったが、ベスト4に入り、力のあるところを見せた。前回を超える活躍ができるか、期待される。

 左利きで機動力と頭脳的なプレーが特徴の渡辺(21歳)と、女子では珍しいパワフルなジャンピングスマッシュを打てる東野(22歳)は、1学年違いの若いペアだ。渡辺は、伸び盛りの若手として期待を受けることを理解しつつも、一足飛びの飛躍をイメージせず、一歩一歩の着実な前進を心がけている。

 この日も「五輪をほかの人より意識していないかもしれない。周囲が特別視することで、自分も流されて大会前から特別視するようになるのではという印象。できるだけ、意識したくない。いつも通りのフラットな気持ちで臨めたら良い」と大舞台を意識し過ぎて波を作らず、平常心で挑戦を続ける姿勢を強調した。

世界ランク3位ペア、大舞台でのメダルの期待かかる

 一方、東野は、パートナーに全幅の信頼を寄せており、渡辺をひたすら褒め称えることも珍しくないが、勝負所では、自らの驚異的な反応や大胆なショットでポイントに導く頼もしさも持つ。この日は、コート外でも意外性を発揮。勝利をつかむために心がけていることを聞かれ「人間観察が好きで、道端で歩いている人を見て、この人に良いことがありますように……と思って生きている。そう考えると、自分にも良いことが返って来るんじゃないかと思って」と独特な受け答えで周囲を笑わせた。

 混合ダブルスは、2020年東京五輪で複数のメダル獲得が期待されるバドミントン日本代表において、最も大きな進化を示している。日本が唯一、世界選手権のメダルを獲得していない種目だが、渡辺、東野組は、世界ランク3位。大舞台でメダルを狙える存在になった。

 バドミントンは、今月29日から来年4月26日までの1年間の成績が反映される2020年4月30日付の世界ランキングによって、2020年東京五輪の出場権獲得選手が決まる。2人は、ニュージーランドオープン(4月30日開幕)から五輪出場権獲得レースに参戦する。7月のダイハツヨネックスジャパンオープンも、五輪レースの重要な一戦だ。平常心の挑戦と、幸福の輪廻で成長を続けながら、五輪レースを駆け抜ける。

平野 貴也 / Takaya Hirano

最終更新:8/3(土) 1:32
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