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城田優、「全ての方が平等に…」SNSで訴え、出演舞台の「車いすヘルパー入場不可」を覆す

4/18(木) 20:20配信

ウォーカープラス

2019年6月からスタートするブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版。同舞台で主人公・ピピンを演じる俳優の城田優が、Twitter公式アカウント上で入場ルールの変更をアナウンスした。その内容は、「全会場にて”座席に座らない介助者の方に限り”チケットが無くても、一時入場できることになりました」というもの。車いすをはじめ、障害を持つ人の中にはイベント参加時に介助や支援が必要とする人がいる。だが、イベントによっては、そういった人の手助けをするためのヘルパーでも、チケットがなければ入場を断られることがあるという。こうした対応を「ピピン」は行わないことを決めた。この決定に繋がったのは、とある車いすユーザーの声が反響を呼び、出演者にまで届いたからだった。

【写真】ブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版(写真は製作発表時)

城田優のファンで、いくつかのイベント会場に1人で参加しているという車いすユーザーのchiemiさん。発端となったのは、chiemiさんが4月11日に投稿したツイートだ。

chiemiさんは車いすを使用するため、イベント入場時座席に着くまでに他者の介助が必要だ。そうした介助は、身体状況を把握しているヘルパーが行うのが理想だ。だがchiemiさんは、とあるイベントにて、ヘルパーの同伴は、観劇するしないにかかわらず、ヘルパー分のチケットがなければできないと対応されたという。どうしてもヘルパーを同伴させたい場合は、chiemiさんは自身だけでなくヘルパー分のチケットの購入が必要となり、金銭的な負担は増大することになる。

着席は会場スタッフが手伝うとchiemiさんは伝えられたが、スタッフが介助に精通しているとは限らない。「障害を持っている人は身体状況によって介助方法が異なります。それを知らない人にしてもらうのはとっても怖いです。万一ケガ等があった場合の保証もわかりません」「助けてくれる人もケガするかもしれない」と、対応に対する不安を綴った。そして文末では、「障害のあるなしに関わらず誰もが不安なく気軽に楽しく、人に優しいルールの中で観劇できるようになって欲しいと思っています。」と、イベントに参加するすべての人が楽しめるような仕組み作りを訴えた。

この投稿は多くの反響を呼び、リツイートは2万件以上に及んだ。さらには、「ピピン」出演者である城田優の目にも届いた。4月15日、城田は自身の公式Twitterアカウントで、同ツイートを引用して紹介。その上で「全ての方が”平等”にエンターテイメントを楽しめるように”人に優しくない、凝り固まったルール”は、どんどん無くして行ければと強く思います。 一人一人の思いやりの声は、重なる事で大きな力となり、きっと少しずつこの世界を、より良いものへと変えていけると信じています。」と投稿。城田によるこの投稿も1万3000件以上のリツイートがなされ、発信力のある芸能人が取り上げたことへの感謝のコメントが寄せられた。

そしてこのことは、城田が出演する「ピピン」において、「”座席に座らない介助者の方に限り”チケットが無くても、一時入場できる」と入場ルール変更にもつながった。1人のTwitterユーザーの訴えが波及し、ついには1つの公演の主催側をも動かす形となったのだ。この決定に、chiemiさん、城田ともに、問題を取り上げてくれた多くのTwitterユーザー、そして対応を決めたスタッフに対し、ツイートにて感謝を告げた。

「ピピン」日本語版公演2019Twitterアカウントは「残念ながら、公演ごとに主催者、会場などが違うので、他の作品などに関してはそれぞれの判断となりますが」と前置きしつつ、「お客様によって、それぞれ抱えていらっしゃる状況は違うと思いますので、その都度、内容に応じて、対応していきたいと思います。」と今回の対応についてコメントしている。

ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、2019年6月から7月にかけて東京・名古屋・大阪・静岡の全4会場で公演。東京公演は6月10日(月)から30日(日)の間、全25公演が上演される。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)

最終更新:4/18(木) 20:35
ウォーカープラス

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