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メガバンクの先を行くシンガポールDBSの凄み

4/18(木) 11:00配信

東洋経済オンライン

世界の名だたる金融機関を押しのけ、金融専門情報誌『ユーロマネー』から「World‘s best digital bank 」の称号を、2016年と2018年の2度にわたり獲得したシンガポールのDBS銀行。その最大の秘訣は、「同銀行が、もしアマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスが銀行業を行うとしたら何をするだろうか?」という視点から銀行業そのものを定義し直したところにある」と立教大学ビジネススクールの田中道昭教授は語っています。最新刊『アマゾン銀行が誕生する日 2025年の次世代金融シナリオ』の一部を再編集してお届けします。

■自己破壊によって生まれ変わる

 日本では一般的には知られていませんが、世界中の金融関係者から注目を集めている銀行がシンガポールにあります。それがDBS銀行です。DBS銀行の名を世に知らしめたきっかけは、金融専門情報誌『ユーロマネー』による極めて高い評価です。

 ユーロマネーは「World's best digital bank」の称号を、2016年と2018年の2度にわたりDBS銀行に与えました。また『グローバル・ファイナンス』誌が選ぶ「World’s Best Banks 2018」においても、DBS銀行はアジア初の「Best Bank in the World」を受賞しています。 DBSは、本来は「The Development Bank of Singapore」の略称ですが、今では「Digital Bank of Singapore」の意味を持ち始めています。

 では、DBS銀行がゴールドマン・サックスやJPモルガンなど、デジタルトランスフォーメーションに取り組む名だたる銀行を抑えて「ベストバンク」に選ばれた理由は、どこにあるのでしょう。

 ユーロマネーは、DBS銀行について次のように評しました。

 「DBS銀行は、2017年11月、あまり目立たないながらも革新的なことを行いました。それは、デジタル戦略についてただ語るのではなく、デジタル化が収益性にどのような意味を持つのかを定量的に示したことです。

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最終更新:4/18(木) 11:00
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