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アディダスが循環するスニーカー、10年かけ完成

4/18(木) 9:50配信

WWD JAPAN.com

目指したのはリサイクル後もアスリートのパフォーマンスを引き出すクオリティーだ。「糸が切れやすかったりストレッチが足りなかったりと、技術的なハードルで何度も挫折しそうになったが成し遂げられた」と、テクノロジー イノベーション マネージャーであるターニャラツワ・サハンガ(Tanyaradzwa Sahanga)は振り返る。

リサイクルのプロセスはこうだ。消費者から同社にシューズが返却されると、洗浄・粉砕され、新しいシューズ用の素材として溶かされる。ゴミは発生せず、生まれ変わったシューズも、同社のスポーツパフォーマンス基準をクリアするという。

発表会には同社が“リーディング クリエイター”と呼ぶ、200人のランナーやジャーナリスト、インフルエンサーを招き、製品を配布した。日本からはスノーボーダーの國母和宏や水曜日のカンパネラのコムアイなどが参加。彼らが使用したシューズを後日回収し、データを集めて製品をアップデートし、2021年春夏から販売する予定。消費者から回収方法などはニューヨークの店舗などで検証中だ。

アディダスは15年に、パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(PARLEY OCEAN PLASTIC OCEANS、以下パーレイ)と協業し、海洋プラスチック廃棄物や違法な深海刺し網から回収された糸とフィラメントで作ったアッパーを持つ世界初のランニングシューズを発表している。さらに19年末までに、浜辺、離島や沿岸地域でプラスチック廃棄物を回収し、素材を使用した製品を1100万足製造する予定だ。また、24年までに全ての製品に100%リサイクルされたポリエステルを採用することを公約しており、海洋プラスチック廃棄物からリサイクルして作られるパーレイ素材を用いて製品を製造することは、アディダスのサステナビリティー戦略の柱となっている。

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最終更新:5/8(水) 12:06
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