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松井玲奈が異色な短編小説集『カモフラージュ』で作家デビュー「私はタイトルを『化けの皮』がいいって言ったんですけど、周りから『もうちょっとポップにしようか』って(笑)」

4/18(木) 18:40配信

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役者として活躍中の松井玲奈が、新たな表現手段を手に入れた。小説だ。4月5日に発売されたデビュー作『カモフラージュ』は、全6編収録の短編集。働く女のコの痛み成分多めのラブストーリーから、序盤から徐々にギアが上がり真っ暗闇に叩き落とされるホラーまで、彼女のカラフルな才能を満喫することができる。

――松井さんは書評連載をされていたり、読書がお好きだとは知っていたんですが、ご自身も書かれる人だったんですね!

松井 以前からファンクラブの会報誌に、短編よりもずっと短い、ショートショート小説を書いていました。それを編集さんが読んでくださって、「本格的に書きませんか?」と声をかけていただくことになったんです。

――読み終えて感じたのが、『カモフラージュ』というタイトルの絶妙さ。全6編を貫くテーマのようにも感じました。

松井 出来上がった短編を並べてみたときに、どれも主人公の状況が転じるというか、化けの皮がはがれた瞬間のお話だなって気づいたんです。私はタイトルも「化けの皮」がいいって言ったんですけど、周りから「もうちょっとポップにしようか」って(笑)。

「化けの皮に相当する英語ってなんだろう?」ってところから、カモフラージュという言葉にたどり着きました。

――最初はどのお話を書かれたんですか?

松井 2編目に入っている『ジャム』という作品です。もともとグロい映画が好きで、『SAW(ソウ)』シリーズのファンなんです。自分も何か気持ち悪いお話を書きたいなと思ったときに、人が感じているストレスを具現化してみるのはどうかな、と。

のみ込んだ思いを言葉にして出すんじゃなくて、モノとして口から出てきたら面白いというか、気持ち悪いなってところから出発したお話です。

――書き出しの一文は、〈僕のお父さんは一人じゃない。夜、仕事から帰ってくるお父さんの後ろには、真っ白な顔で洋服を着ていないお父さんが三人並んでいる〉。気持ち悪いですよね! 子供目線も効果的です。

松井 大人の視点で書いちゃうとあまりにも直接的すぎるから、子供の視点にしてちょっとほのぼの感を出しました。そうしておいたほうが、後半の展開のエッジが立つかなと思ったんです。

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最終更新:4/18(木) 18:44
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