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氷河期世代は能力が低い?人生“再設計”の大いなる矛盾

4/18(木) 5:00配信

日経ビジネス

 先月の28日に、日本経済新聞の朝刊に掲載された「『氷河期世代』に能力開発を」という記事が、SNS上で軽く炎上した(webでは27日公開)。

 内容は27日の内閣府の経済財政諮問会議で、氷河期世代は正社員でないため「能力開発や所得の壁」があることから、安倍晋三首相が「氷河期世代」の支援に、国を挙げて取り組むことを指示したことを報じたものだった。本年度の骨太方針に位置付け「能力開発」を国がサポートしていくらしい。

 これに対して40代に突入した氷河期世代から、

「今さら? 遅すぎ!」

「もうとっくにブラック企業で使い捨てにされて壊れてるつーの!」

「親の介護も始まってんのにどうしろって言うんだ?!」

「教育以前にスタート切り損ねたらチャンスすらないんだよ!」

「国が支援策出すたびに厳しくなってるんだよ!」

「氷河期世代の問題? 自分たちは関係ないのかよ?」

‥‥etc.、etc.

 全くもってそのとおり!!―と相づちを打ちたくなる“怒りのコメント”が殺到したのである。

 この“時点”における私の見解はITmedia ビジネスオンラインに書いたので(「もう、諦めるしかない」中高年化する就職氷河期世代を追い込む“負の連鎖” )、今回は“その後”明らかになった具体的な「能力開発の支援策の原案」を取り上げ、アレコレ考えてみようと思う。

 報道によると、政府は10日に開かれた経済財政諮問会議で、今後3年間氷河期世代への教育支援を集中的に行うことで、就職氷河期の初期世代が50代になる前に雇用の安定化を狙うという。

 具体的な支援策は夏までに固めるとされているが、その支援計画のたたき台になるであろう「就職氷河期世代の人生再設計に向けて」と題された資料の内容に、私の脳内のサルやウサギやタヌキが暴れまくっている。

 資料と提出した民間議員はいずれもすばらしい方々なのだが、脳内サルの“暴れ具合”は半端なく、申し訳ないけど「なぜ、そうなってしまうのか?」私には全く理解できないのである。

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最終更新:4/18(木) 5:00
日経ビジネス

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