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イラストレーターの長場雄が原宿で個展を開催。

4/19(金) 18:55配信

Casa BRUTUS.com

イラストレーターの長場雄が、紙からキャンバスへと支持体を置き換え、原宿の〈GALLERY TARGET〉で、個展『Express More with Less』を開催する。

様々なブランドとのコラボレーションや装丁画、挿画、広告などのジャンルで活躍するイラストレーター・長場雄。彼の作品は一見ポップで溢れている。しかし究極の引き算で計算され作り込まれた線は、キースへリングの即興ドローイングから受ける印象とは異なる緊張感、繊細さを併せ持ち、ポップの背後にはコンセプチュアルな趣が漂う。

「こどもの頃、父親が仕事で海外にいく度に持ち帰ってきたホテルのアメニティには、自分の知らない国の特別な空気がなんとなく感じられて、その国に思いを馳せたりしていた。2013年の夏にニューヨークの〈エースホテル〉に泊まってホテルのアメニティとして置かれていたメモ帳を見た時に、その時の気持ちが蘇り、大事に持ち帰ってきたことがはじまりだ」

そう本人が振り返るように、彼は作品の多くを、〈エースホテル〉のメモ帳に描いてきた。1年ぶりとなる個展『Express More with Less』は今や彼の代名詞ともなっている、そのメモ帳に描かれたドローイングがきっかけだ。2015年に〈 GALLERY〉で開催された展覧会『A Piece for a day』の熱量をそのままに、支持体を紙からキャンバスへと置き換えて展示したいとのオファーを長場が快諾し実現した。

タイトルの『Express More with Less』(少ない情報でより豊かな表現をする)は長場の描くドローイング最大の特徴だ。短時間で情報を大まかに掴み、細かいことは気にせず目に映ったモチーフが発する空気もろとも取り込み描く。鑑賞者と作品の距離を縮めるため、モチーフには多くの人が関心をもつ「人物」がされた──。このスタイルを修練することで、で一躍人気アーティストとなった長場が、これまで制作してきた作品を再構築しイラストレーションの持つ可能性を追求していく。

なお、会場では作品展示のほか、活版印刷によるプリントの販売や、今回初お披露目となるグッズも販売。展示初日にはアーティスト本人も在廊する。

text_Aya Hasegawa

最終更新:4/19(金) 19:19
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