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三谷龍二の白漆展@ミナ ペルホネン エラヴァ I|輪湖雅江の器とごはん

4/19(金) 18:30配信

Casa BRUTUS.com

実は焼物も始めたんですよ……と見せてもらったのは、陶器を生地にしてその仕上げに漆を塗る「陶胎漆器」。ざらざら、ゴツゴツ、土の中で風化した骨董品みたいな質感は、古いモノ好きにはたまらないだろう。「自然の岩みたいな質感、いいですよね。自然の姿の、力強くてきれいすぎない感じに、僕は憧れているんだと思う」

古いもの好きは昔から。木の彫像や立体をつくったり絵を描き始めたりしたのも90年代からだという。「好きなものは今もあんまり変わらない。というか、木工も絵も器も、だんだん雰囲気が似てきている気がします。古道具の錆びみたいなタッチの絵を描いたり、絵筆の跡のような漆の塗り方をしたり」

「日常生活に根ざした美しいものを」と作り続けた木の器の中から、古道具や絵や焼物の味わいが滲み出てきたような白漆の器。料理を盛った姿が絵みたいにカッコよかったのは、そのせいなのかも。

みたにりゅうじ 1952年福井県福井市生まれ。1981年、松本市に工房〈ペルソナスタジオ〉開設。2011年には松本市内にギャラリースペース〈10センチ〉をオープン。

photo_Norio Kidera text_Masae Wako utsuwa & food_Ryuji Mitani...

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最終更新:4/22(月) 14:15
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