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コレステロール値は大丈夫?知っておきたいココナッツオイルの注意点

4/19(金) 18:21配信

ハーパーズ バザー・オンライン

数年前に海外セレブの間で人気になったことにより、日本でも流行したココナッツオイル。ヘルシーでダイエットにも効果がありそうというイメージによりさまざまなものの代替品として使われているが、実は注意点もあるのだとか。そこでココナッツオイルの正しい知識を改めて得るべく、何人かの専門家に聞いてみた。

【写真】ココナッツは美容に役立つ!食べる以外の使い方5選

消費者と専門家の間にある認識のズレ

米『ニューヨーク・タイムズ』紙が2016年、アメリカ人と栄養士集団を対象に調査を行ったところ、72%がココナッツオイルを「ヘルシー」だと答えたそう。ココナッツオイルを含む商品が広く世に出回っているのも納得。
 
次に気になるのは、同調査に協力した栄養士たちの意見。同紙いわく、ココナッツオイルを「ヘルシー」と答えた栄養士は意外と少なく、全体の3割にも満たなかったとか。ココナッツオイルの90%以上が血中コレステロールを増やし、心臓病のリスクを高める飽和脂肪酸でできていることが影響しているよう。
 
また「アメリカ心臓協会(American Heart Association=AHA)」は2017年、「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を危険なレベルにまで引き上げてしまう」という理由から、ココナッツオイルの摂取を控えるよう呼びかけた。それにも関わらず、なぜ専門家と消費者の間でココナッツオイルの健康効果、特にダイエット効果に関する認識のズレがあるのか?

代謝がアップする

ある研究によると、ココナッツオイル(中鎖脂肪酸油)には脂肪燃焼を促進させる作用があり、ダイエットに効果的らしい。
 
学術誌『International Journal of Obesity and Related Metabolic Disorders』に掲載された研究論文には、「ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は、オリーブオイルや大豆油、アボカドオイルなどに多く含まれる長鎖脂肪酸よりも、より多くのカロリーを燃焼させることができる」と書かれている。ファイフ氏は「中鎖脂肪酸によって作られたケトン体が代謝を高め、24時間脂肪を燃やし続けるのです」と補足。
 
コロンビア大学の「人間栄養研究所(Institute of Human Nutrition)」の助教授、マリー=ピエール・セント=オンジュ氏も「中鎖脂肪酸の減量効果に関するデータはいくつかありますが、ココナッツオイルのダイエット効果を明確に示したものはそう多くありません」と語り、さらに「ココナッツオイルに含まれる純粋な中鎖脂肪酸はたったの13.5%です。10gの中鎖脂肪酸を摂るには、80gのココナッツオイルを食べなければなりません。どんなオイルにしろ、1日80gはさすがに多すぎます。特にココナッツオイルは、飽和脂肪酸が豊富なので摂取量に注意しなければなりません」と続ける。

そんなセント=オンジュ氏は、2018年3月にも、肥満の若者たちが少量のココナッツオイルや中鎖脂肪酸を含むオイルを長期間にわたって摂取しても、カロリー消費を増加させることはできなかった、という研究結果を発表。

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最終更新:4/19(金) 18:21
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