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【ボクシング】日本バンタム級王座統一戦 齊藤裕太がTKOで王座をまとめる

4/19(金) 8:15配信

ベースボール・マガジン社WEB

 正規王者と暫定王者とで争った日本バンタム級王座統一戦10回戦は18日、東京・後楽園ホールで行われ、正規王者の齊藤裕太(花形)が打撃戦に打ち勝って、暫定王者の木村隼人(ワタナベ)の視界を奪い取り、5回2分8秒、タオル投入によるTKO勝ちを収めた。齊藤は王座統一とともに初防衛に成功した。

【この記事の写真】日本バンタム級王座統一戦(写真◎小河原友信)

だから打ち合った

 この日の勝利で12勝(9KO)9敗3分。その戦績であらかた想像できるように、齊藤の身上は武骨で粘り強い打ち合いにある。

「最近の木村選手をみているとどんどん前に出てくるので、初回から攻めてきたのは予想どおり。だから打ち合いました。それこそオレの土俵ですからね」(齊藤)

 花形進会長も「前に出てきてくれて助かったよ。打って離れてという策に出られると、苦しかったからね」

 正直すぎる師弟はあっさりとネタをばらした。もちろん、打撃戦という『土俵』に引き込むさまざまな手はずがあるからこその発言であるのに違いない。ただし、この日はそんな別の手立てを使うまでもなく、相手のほうから仕掛けてきてくれた。齊藤、木村ともどうあっても勝ちたい戦いだった。だからこそ、そうなった。正面から気持ちがぶつかり合い、激しい打ち合いという形で火花が散った。

 ともどもに勝ちたかった。当然だ。昨年9月に王座決定戦に勝って日本王者になった齊藤には、このタイトルこそがプロボクサーであることのなによりもの証明。なにしろ、王座獲得直前までの3戦は2敗1引き分けと勝ち星なし。そこから大股で栄冠をつかみ取った。だが、初防衛戦を前に難病の『潰瘍性大腸炎』を発症し、試合から離脱を余儀なくされる。

一方、デビュー当時からスピードスターとして脚光を浴びてきた木村も、日本国内でのタイトルには縁がなかった。王者休養で手に入れた暫定王座決定戦で勝ち、あくまでも仮免のタイトリストになっただけ。王者の美味を心ゆくまで饗したいなら、互いにとって初防衛戦でもあるこの王座統一戦に勝つしかないのだ。

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最終更新:4/19(金) 8:15
ベースボール・マガジン社WEB

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