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復興に取り組む福岡県で一番小さな村

4/19(金) 12:35配信

旅行読売

福岡県東峰(とうほう)村

 九州は福岡県の南部、大分県日田市に接する東峰村。中世には、日本三大修験山の一つである英彦山(ひこさん)の修験場として、あまねく信仰を集めてきた。
 奇岩奇峰が連なる竹地区一帯は、いたるところに山の神様が鎮座し、峻厳な空気を感じずにはいられない。その拠点が「岩屋神社」だ。
 ご神体は霊光とともに空から降ってきたという「宝珠石(ほうしゅせき)」。648年(大化4)に茅(かや)で編んだ薦(こも)に包んで宝珠石をまつるようお告げがあり、以後4年ごとに新しい薦に掛け替える「薦替えの儀」が1300年以上にわたって受け継がれている。宝珠石は見ると目がつぶれるとされ、神事も目隠しをして厳格に行われる。ご神体を見た人は、いまだかつていないとか。
 同社の周辺は「岩屋公園」として整備され、山伏たちの厳しい修行の一端を体験することもできる。鳥居をくぐって急な階段を登り、岩屋神社本殿まで約15分。「針の耳」と呼ばれる岩の間をすり抜け、「大日社」まで回ると約1時間。道中ややハードな鎖場もあるが、見晴岩から見下ろす棚田の風景は息をのむほどすばらしい。

 それもそのはず、東峰村竹地区の棚田は「日本の棚田百選」に選ばれ、古いものでは江戸時代初期からの石積みもあるという。
 歴史ある東峰村も、2017年の九州北部豪雨では甚大な被害を受けた。だが、さまざまな復興に向けた計画が着々と進行している。今年も5月上旬に開催される、小石原(こいしわら)焼と高取焼の大陶器市「民陶むら祭」は、多くの人でにぎわうだろう。

春の民陶むら祭
5月3日~5日
春と秋の年2回、村内小石原地区全域で開催される小石原焼と高取焼の大陶器市。通常価格の2割引前後で販売される。地元の特産品やご当地グルメの販売、陶器の絵付け体験も。会期中は福岡市内から臨時直行バスが運行予定。詳細は同運営委員会まで。電話0946・74・ 2121(東峰村商工会)

東峰村へのアクセス
車/福岡空港から=福岡都市高速榎田ICから九州道鳥栖JCT経由で大分道杷木ICを下り、県道52号経由約16キロ
バス/福岡天神バスセンターから高速バスで約1時間の杷木バスセンターで路線バスに乗り換え約25分

東峰村観光に関する問い合わせ
東峰村農林観光課/電話0946・72・2313

最終更新:4/19(金) 12:35
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