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統計問題響き、旧労働系外し? (人事消息地獄耳)

4/19(金) 17:06配信

中央公論

 毎月勤労統計の不適切調査問題の影響で、鈴木俊彦厚生労働次官(一九八三年厚生省入省)が今夏に退任するという見方が強まっている。
 鈴木氏は実務に精通し、首相官邸との距離も近い。昨年七月に保険局長から昇格した際は「二年コース」が有力視されていたが、統計問題の監督責任を問われ、訓告処分を受けたことで交代論が高まった。
 次官は旧厚生省系が三代続いており、順当なら次は旧労働省系だ。だが、旧労働省系トップの宮川晃厚生労働審議官は同期の鈴木氏とともに訓告処分を受け、一期下の定塚由美子官房長は統計問題の検証に関する国会答弁で野党の批判を増幅させた。
 根本厚労相は「後ろから何発も弾を撃たれる」と危機管理のまずさに不信を募らせており、三月には、二〇一七年に退官した岡崎淳一・元厚労審議官(八〇年労働省入省)を自らの政策参与として呼び戻した。
 省内で「旧労働省系外し」という観測が広がる中、次官候補に浮上しているのは、鈴木氏の同期で旧厚生省系の樽見英樹保険局長だ。危機管理の経験が豊富で、官房長時代の一八年には働き方改革関連法案をめぐる省内の不手際に対処し、成立に結びつけた。旧厚生省系の次官が四代続けば〇六~一二年以来となり、霞が関の関心が高まっている。
(『中央公論』2019年5月号より)

最終更新:4/19(金) 17:06
中央公論

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