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高額だが多機能な「デジタルナンバープレート」は普及するか?

4/19(金) 12:16配信

WIRED.jp

現代のクルマは一種のデジタル機器だ。共感できない人は、クルマにいくつスクリーンがあるか数えてみてほしい。

【動画】高額だが多機能な「デジタルナンバープレート」

まず、ひと昔前にアナログメーターが並んでいた場所にひとつ。センターコンソールには必ずひとつ、ひょっとするとiPadよりも大きいのが取り付けられている。もしかしたら、ヘッドレストの後ろにもモニターがあるかもしれない。

さらに、米国のミシガン州ではもうひとつスクリーンを追加できるようになった。ただし、クルマの外にだ。

活用シーンの多いデジタルナンバープレート

2018年も終わりに差しかかるころ、ミシガン州で一般法律第656号が認められ、電子ナンバープレートが合法化された。1世紀以上も姿を変えず、インターネット接続もできなかったあの長方形のプレートが、ようやく新しくなるわけだ。

ナンバープレートの大変身は、シリコンヴァレーのスタートアップ、リヴァイヴァー・オート(Reviver Auto)のおかげで実現した。見た目はアマゾンのKindleのようなディスプレイで、クルマの前後にボルトで固定する方式になっている。

このデジタルナンバープレートは、州独自のプレートデザインや車両番号を表示するだけではない。例えば、車両管理局(DMV)に行って手続きしなくても、アプリを通じてクルマの登録ステッカーを更新できる。アンバーアラート(未成年者の誘拐事件や行方不明事件が発生した際に発令される警報)を表示することも可能だ。

駐車中は、小さな看板として使うこともできる。クルマが盗まれた場合は「$NDHLP!(助けが必要)」や「Stolen Vehicle(盗難車)」と表示できる。

道路料金の徴収システム「E-ZPass」や、サンフランシスコ・ベイブリッジを渡るときに使う「FasTrak」など、通行料金を支払うICカードとして使うことも可能だ。クルマの位置も追跡できるため、10代の子どもが運転しているときにも居場所を把握しておける。

リヴァイヴァー・オートの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のネヴィル・ボストンは、「数多くの異なる機能をサポートするプラットフォームです」と語る。「ナンバープレートと言うよりは、コミュニケーションポータルであると考えています」

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最終更新:4/19(金) 12:16
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