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【アウディスポーツの衝撃 06】RS3セダンとTT RSクーペに、RSモデルならではの快適性や実用性が備わる

4/19(金) 19:00配信

Webモーターマガジン

パッケージングの優秀さはRSモデルならではの美点

アウディのモータースポーツ部門を担当するアウディスポーツ社(前クワトロ社)が、その経験を生かして開発と生産を担当する各シリーズのトップパフォーマンスモデル、それが“RS”だ。今回は最新のコンパクトRSモデルを試してみる。短期集中連載の第6回目は、Motor Magazine2018年7月号に掲載した記事をお送りする。(文:石川芳雄)

【写真】RS3 セダンとTT RSクーペをもっと見る

独立したモデルのR8を別として、ベースとなるモデルとは異なる広げられたフェンダーフレアなど、特別に仕立てられたボディに高度なチューニングを施したパワーユニットを搭載するのがRSシリーズの特徴。

現在、日本に導入されているRSモデルは、R8シリーズと従来型ボディで継続販売されているRS 7 スポーツバック パフォーマンスを含めると、RS 3 スポーツバッック(762万円)、RS 3 セダン (780万円)、TT RS クーペ(989万円)、TT RS ロードスター(1005万円)、RS Q3 パフォーマンス(818万円)、RS 4 アバント(1196万円)RS 5クーペ(1263万円)、 RS 7 Sportback パフォーマンス(1786万円)、R8 クーペ V10 5.2 FSI quattro (2465万円)、R8 クーペ V10 plus 5.2 FSI quattro (2915万円)、R8 Spyder (2623万円)の 11車種に及ぶ。

これらをエンジンを基軸に考えると、RSの名が付くモデルは大きく3種類に分類できる。まずひとつは、605ps/700Nmという出力の4L V8ツインターボエンジンを搭載するアッパーレンジだ。RS7スポーツバック パフォーマンスがこれに該当する。

次にミドルレンジに相当するモデルには、これまで長きにわたって450ps/430Nmという実力の自然吸気型4.2L V8エンジンが採用されていたが、現在は450psを維持しながら最大トルクを600Nmに増強した2.9L V6ツインターボエンジンに順次切り替え中である。そのトップバッターがRS5 クーペで、RS4 アバントがこれに続いている。

一方、コンパクトレンジに相当するRSシリーズは、現在モデル展開がもっとも豊富で、RS 3 スポーツバック、RS 3 セダン、TT RSクーペ、TT RSロードスター、そしてRS Q3パフォーマンスの5モデルが揃っている。

このコンパクトレンジのモデルは横置きエンジンプラットフォームを採用している。そして、これに4気筒エンジンをベースにしてパワーアップしていく手法は、すでにS3やTTSで実践済み。プレミアムブランドのトップレンジモデルとなるRS用としてさらに特別なテイストを加えるべく、2009年に専用の直列5気筒ターボエンジンが先代TT RSに搭載されて初登場した。

アウディの直列5気筒エンジンの歴史は古く、1976年に登場したフラッグシップモデル、2代目アウディ100で4気筒の経済性と6気筒並みのパフォーマンスを併せ持つパワーユニットとして初めて搭載された。

それ以降、アウディ100がA6と名前を変える1990年代末まで直列5気筒エンジンを縦置き搭載したモデルは常にラインナップされ、1980年代には4WDシステムを搭載したモデル「クワトロ」で世界ラリー選手権のタイトルを獲得している。

つまり実用ユニットから高性能なハイチューンユニットまで、直列5気筒エンジンに関しては非常に豊富な経験値を持っている。だから直列5気筒エンジンを横置きプラットフォーム用のハイパワーユニットとして復活させたのは、ある意味で自然な成り行きである。

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最終更新:4/19(金) 19:00
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