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『ストロベリーナイト・サーガ』亀梨和也演じる菊田の頼もしさ 「ソウルケイジ」の物語は前後編に

4/19(金) 6:04配信

リアルサウンド

 新たな事件が始まり、捜査を進める姫川班。今回も悲惨な殺人事件が繰り広げられた。『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)第2話では、父親を亡くした少年と、面倒を見ていた男性の物語が描かれた。

【写真】殉職した“姫川班”の最年少・大塚真二

 少年・三島耕介(堀井新太)の幼少期に、父親と同じ建設会社で働いていたことをきっかけに、耕介の面倒をみていた高岡賢一(寺脇康文)。しかし、工務店を営んでいたが高岡が、バラバラ遺体として手首だけが残された状態で見つかった。第一発見者は耕介だ。捜査を進めていくと耕介の現在の恋人である中川美智子(山谷花純)もまた、耕介と同じように父親を転落事故死で亡くしていたことが発覚した。そして全ての人物に関与しているのが坂林建設という建設会社である。それぞれ共通項が浮かび上がったところで、高岡が全くの別人である可能性が浮上してきた。前編、後編に分けられた「ソウルケイジ」という物語は、前編では核心に一歩迫るところまででエンディングを迎えることとなる。

 第1話が2時間で1話完結であった構成から一転、第2話では前編後編に分けて一つの事件について描かれる。引き続き、姫川班と井岡(今野浩喜)、ガンテツ(江口洋介)が登場し、さらに新しく葉山則之(葉山奨之)が捜査のメンバーに加わった。事件を追うごとに、姫川(二階堂ふみ)を取り巻く登場人物との関係性はより深く描かれていく。特に前作『ストロベリーナイト』との大きな違いになるであろう、姫川と菊田(亀梨和也)の関係性はより感情的なものを重視して描かれているように思えた。

 姫川が過去の暴行事件を想起し、夜の公園を通るのを躊躇するシーンがある。そんな時に、後ろからそっと現れサポートするのが菊田だ。「送って行きましょうか?」と声をかけ、姫川と帰路につく。姫川はそんな菊田と冗談を言い合いながら帰るのであった。菊田と話している時の姫川は、天真爛漫な笑顔を見せ、心を開いているように見える。普段、外部の人間に対しピリッとした空気でいることの多い姫川だが、自分の班のメンバーには大きな愛情を持って接していることがわかる。そんな中、菊田に対してはどこか頼りにしているような信頼も伺えた。姫川の方が上司でありながら、菊田を頼っているように感じるのだ。

 亀梨は、言葉数の少ない役ながらもそんな菊田の頼もしさをよく表現している。肩肘張らないが親しみやすく、実は班のメンバーを誰よりもよく見ている。そういう無骨で愛情深い男を器用に演じていた。亀梨というと、ドラマや映画でラブストーリーを演じ、粋な男性役のイメージがあり、かっこいいヒーロー像を思い浮かべる人も多いだろう。しかし年齢を重ね、言葉だけでなく態度で愛情を表現する男性を演じさせても様になる男に成長した。演技力と人間力の深さが垣間見える。

 さらに亀梨は主題歌も担当しており、ファースト・ソロ・シングルである「Rain」も歌唱している。気の滅入るような悲しい事件を包み込むように流れる「Rain」は、雨のごとく視聴者の心を洗い潤してくれるだろう。

Nana Numoto

最終更新:4/19(金) 6:04
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