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「遺言書」の遺産配分に待った! 不満な人は絶対に活用したい “遺留分” とは

4/19(金) 22:00配信

週刊女性PRIME

 故人の遺言書が出てきた! しかし、そこに書かれていた遺産の分配方法が不平等だったら、少なくもらう人には当然不満が出てきますよね。そんなときに、相続人がもらうことができる最低限度の取り分を請求できる“遺留分”があるのを、ご存じですか? 

 税理士で現役モデルの日沢新によるお金に関する連載『銭ちゃんねる』。今回は“遺留分”ついて、やさしく解説していただきましょう。

 前回は、「遺言書を書くべきかどうか」をご相談にいらした70代のAさんに、「どんなに財産がなくとも遺言書は残したほうがいい」とアドバイスさせていただきました。今回はその続編で、意外と知られていない財産分与における“遺留分”についての話です。

遺留分とは

日沢「遺言書を書く際に、必ず注意しなければいけないことがあります。Aさんは遺留分という言葉をご存じですか?」

Aさん「いえ。どういったものなのでしょうか」

日沢「遺留分とは、相続人がもらうことのできる最低限の取り分のことです。故人の遺言書に従って財産を分けたら、財産の配分が不平等だったとします。その場合、財産を多くもらっているほかの相続人等に対して、一定金額よりも少なく配分された相続人が、財産を要求できるのです」

Aさん「つまり、遺言書を書くと逆に遺留分でもめることがある、ということですか?」

日沢「はい。ただし、遺留分とはあくまで相続人に認められた権利です。遺言書による財産の分配が不平等であったとしても、請求するかどうかは本人の自由です」

Aさん「そうなんですね。でもそうなると、やはり遺言書を書かないほうがいいのでは?」

日沢「遺言書を書かなかった場合、財産はすべてを故人不在のなか、相続人同士で話し合って分けることとなりますから、ますます争うリスクは高くなります。遺留分に配慮した遺言書を作成するか、財産の分け方に関して、きちんと理由を示したメッセージ(付言事項といいます)を残すことが重要なんですよ」

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最終更新:4/19(金) 22:00
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