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イチローが史上最速の1000安打到達も、試合後は……(1999年4月20日)

4/20(土) 7:05配信

週刊ベースボールONLINE

 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は1999年4月20日だ。

【連続写真】オリックス・イチロー「振り子打法でブレークした最強の天才打者」

 最速の1000安打に王手をかけたオリックスのイチローが日本ハム戦(東京ドーム)に臨んだ。しかし、相手先発の金村曉の好投もあり、9回表の最後の攻撃を迎えるところで0対10と大敗ムード。そして、無死一塁の場面でイチローが打席へ。試合の行方に対する興味を失っていた観客も、イチローの1000安打なるか、それとも金村の3連続完封なるかと一気に盛り上がった。

 結果はイチローが低めに落ちる難しい球をとらえ、詰まりながらもスタンドイン。プロ野球史上194人目の1000安打だったが、757試合で達成したのは従来の記録であるブーマーの781試合を24試合も更新した。ただ、チームはそのまま負けてしまい、試合後のイチローは華々しい記録を達成した勝利者でなく、5連敗を喫したチームの主軸打者として報道陣の前に現れた。

 聞き手側も祝福するか、チームの不振の理由を尋ねるべきかという困惑の中で「1000安打、どういう感じですか」という曖昧な質問が出たが、「どんな感じと言われても、例えば」とイチローはジッとその相手に目を向けた。

 その後、「打てば打つほど、分かれば分かるほどバッティングは難しくなりますね。(記録は)早かったな、という印象ですね。待っていたファンのみなさんに喜んでいただけたのはよかった。今日のような状態では集中するのが難しいですが、それはうまくいったと思います」と答えた。

写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:4/20(土) 12:06
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