ここから本文です

【バレーボール】パナソニック優勝の原動力となった久原翼の成長力に期待

4/20(土) 16:49配信

バレーボールNEXt

バレーボール国内最高峰の大会、新生Vリーグ(V1)で頂点に立ったのはパナソニックパンサーズだった。長年パナソニックを牽引してきた清水邦広(オポジット)、福澤達哉(アウトサイド)のコンディションが万全ではない中で、日本代表の大竹壱青(オポジット/入団1年目)、久原翼(アウトサイド/入団2年目)がシーズンを通して力をつけて歓喜の瞬間をコート上で味わった。久原は昨シーズンもファイナルを経験しているが、ユーティリティープレーヤーとしてベンチスタートすることが多かった昨季とは一味違う優勝だったに違いない。表彰を終えたばかりの久原に話を聞いた。

必死にプレーして優勝できた。少し自信がついた

―振り返えると、どんなリーグでしたか。

「最初はうまくいかないことのほうが多くて、チームの役に立っているかどうかがわかりませんでした。苦しい時もありましたが、そういう時に先輩方が声をかけてくれて、それに応えたいという気持ちで必死にプレーして優勝できたので、ひとまずよかったなという思いです」

―やりきったという感じですか。

「いいえ。まだまだだなと思うことのほうが多いです。ただ、ミスは少しずつ減っていると感じていましたし、後半は難しい場面でもミスをしないで次につなぐことができていたので、そこは少し成長した部分かなと思っています」

―ファイナル第2戦の前に深津選手から「エドガー選手(トーマス/212cm・最高到達点360cm)とマッチアップした時に、おそらく1枚ブロックで対応してくると思うからトスを上げるよ。エドガー選手が前にいてきついかもしれないけどなんとかしてくれ」と言われたそうですね。そして「確実に決めてくれた」と深津選手が話していました。

「チームの一員として役割を果たさなければいけないという思いでプレーしました」

―自信がついたのでは?

「(エドガー選手の高さにしても)試合に出ないと体験できないことが多いですし、体験しないとわからないことも多いので、試合に出してくれたスタッフの皆さんや支えてくれるチームメイトに感謝しています」

―やはり実戦は違いますか。

「パナソニックの皆さんはレベルが高いので、練習をしているだけでも自分のレベルがどんどん上がって行くと思いますが、外国人選手の高さは実際に戦ってみないとわからないと思います」

―クビアク・ミハウ選手とチームメイトとして一緒に戦うことについてはいかがでしょうか。力になっていますか。

「尊敬すべき選手です。技術面はもちろんですが、それだけでなく、メンタル面でも本当にチームを引っ張ってくれていると感じます。クビアク選手がなぜ結果を残せるのか。その要因としてもメンタル面が大きいと思います。そういう部分を毎日毎日見られるというのは僕にとっていい経験です」

―川村慎二監督が久原選手の今リーグの成長について「Aチームに入ると自分を守るというか、闘争心を出さない選手だったが、試合を経験するうちに闘争心を出すようになった」と話していました。確かにこれまでの久原選手は内に秘めている闘志をコート上であまり表現せず、クールにプレーしているイメージがありましたが、変化を感じていましたか。

「試合に出させていただく中で少し気持ちも変わってきたというか。リーグ戦は毎週毎週試合があるので、そこに向けて気持ちを作っていくことは、先輩方を見ながら学んできました。コート上で気持ちを出すことの必要性も感じています。まだまだ自分一人ではできないのですが、努力していきたいと思っています」

―3年連続で日本代表に選ばれました。今年は少し気持ちが違うのでは?

「そうですね。去年は合宿に参加させてもらったものの不完全燃焼というか、自分のやりたいことができずに合宿が終わってしまいました。悔いの残る合宿になったので、今年は自分のやりたいこと、できることを精一杯やるということをテーマにして頑張りたいです」

―なぜ、不完全燃焼で終わってしまったのでしょうか。

「単純に実力不足もありますし、去年のリーグはベンチから代表合宿に参加している選手を見ている状態だったので、気持ちの部分でどこか引いていたというか。代表合宿というのは世界と戦い、勝つための合宿です。そういう気持ちのある選手が集まるところなので、僕の気持ちがついて行けていなかったのだと思います」

―今年は飛躍の年にしたいですね。

「今リーグは試合に出て、代表合宿に参加する選手と対戦する機会が増えました。それは少なからず自信になっています。去年のような悔いの残る合宿にはしたくないので、少しでも成長した部分を見せたいと思います」

―目標は変わりましたか。

「今はまだ、代表のことは考えられないというのが正直なところです。まずはパナソニックで常に使ってもらえる選手になることが目標です。福澤さんをはじめすごい選手がたくさんいますが、そこで自分が『福澤さんが出て当たり前』と思ってしまったら終わりです。福澤さんもそんな風に考えて欲しくないと思っていると思うので、日々の練習を大切にステップアップしていきたいです」

1/2ページ

最終更新:4/20(土) 18:52
バレーボールNEXt

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事