ここから本文です

こんなバイクが市販モデルされるなんて! 伊藤真一が試乗レポート! 【HONDA RC213V-S】

4/20(土) 17:54配信

webオートバイ

これほど価値の詰まった市販車はあと50年、いや100年くらい登場しないかも…?

「ほぼレーサーのスーパースポーツの割に」という前提は付きますが、ポジションもキツくないし、足着きも良く、乗り心地もとても良いので、ツーリングにも使えると思いますよ。駆動系に変なスナッチもないし、車体はめちゃくちゃ軽くて、取り回しもいい。ただ実際にツーリングするには、一速がロングで、通常の二速くらいの感じなので、発進時のクラッチミートにはちょっと気を使いますね。マシンの特性上仕方ないことですし、つながり自体は凄くいいんですけどね。ミッションのタッチも非常に良いので、そこにも工作精度の良さを感じます。アップ側のオートシフターが付いているのもラクです。

重心位置が良いので、低速時のふらつきもありません。パッと乗った時に、前後の接地感がちゃんと伝わってくる。橋との境目など、一般道の鋭角的なギャップに乗った時も、とてもスムーズにショックを吸収してくれます。前後のオーリンズサスの特長と、チューニングの良さの相乗効果で、路面の情報はしっかり伝えつつ乗り味はしなやかにという、絶妙なさじ加減になっていると思います。

日本仕様の70馬力と欧州仕様のフルパワー仕様では、90馬力近い差があるので、正直、やはり違いは感じます。そこは、サーキット用のスポーツキットを装着した時のお楽しみが別にあると考えるといいですよね。それに街中を走るには、日本仕様くらいのパワーの方が扱いやすいと思います。

なんかいつにも増してホメてばかりですけど(笑)、本当に悪いところがないんですよ。確かに2190万は高価だけど、実車を見て、特にカウルを外した状態で「つくり」を見れば、「それだけ以上の価値があるバイクなんだ」ってことが理解できると思います。なかなかそんな機会がないのは分かっていますが、本当に皆さんに、このフィーリングを体験して欲しいですし、チャンスがある方は買っておいた方がいいですよ、と声を大にして言いたいです(笑)。

下手したら、後50年とか100年とか、こんなバイクが市販モデルとして出て来ることはないかもしれないですからね。

HONDA RC213V-S 主要諸元(日本仕様)
 
全長×全幅×全高2100×790×1120mm
ホイールベース1465mm
シート高830mm
車両重量170kg(乾燥)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
総排気量999cc
ボア×ストローク81.0×48.4mm
圧縮比13
最高出力70PS/6000rpm
最大トルク8.8kg-m/5000rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.6度
トレール量105mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・ディスク
価格2190万円

伊藤真一

2/2ページ

最終更新:4/20(土) 17:54
webオートバイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事