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王者ソフトBを止めるのは“昭和“な西武か、メジャー流の日ハムか

4/20(土) 7:02配信

FRIDAY

プロ野球開幕から約3週間、対戦相手も一巡し、チームの戦力が明らかになってきた。今回は特別企画として、プロ野球記者が匿名で座談会を行う。

テレビ局野球担当記者C パ・リーグは投打とも盤石のソフトバンクが首位を走っています。

夕刊紙記者B エースの千賀滉大(こうだい)(26)が開幕戦で160キロ台のストレートを連発したのにはビックリ。お化けフォークも健在で、いよいよ手が付けられなくなったね。

C 昨年12月、ダルビッシュ有(32・カブス)とアメリカで一緒に自主トレをして身体が一回り大きくなりましたね。痩せやすい体質に困っていた千賀は、食事やサプリの摂取法も教わったそうです。

B 意外だったのは、則本昂大(28)と岸孝之(34)というダブルエースをケガで欠いた楽天の快進撃!

スポーツ誌デスク キーマンは平石洋介監督(38)だね。どこまでも選手ファーストだから、信頼関係が築けている。たとえばオコエ瑠偉(21)。オフにバッティングフォームの動作解析をして、長打が出やすいスイング軌道を見つけた。で、監督にその旨を伝えたら、「ヨシ、それで1年間、やってみろ!」と背中を押してもらえて喜んでいた。

ベテラン記者A 彼自身がスター選手じゃなかったことも、プラスに働いていますね。スター気質がないから、スターを育てようという発想がない。結果として全員野球になり、それが奏功しているのがいまの楽天です。島内宏明(29)という「ホームランはゼロだけど出塁率は高い」地味な4番が平石野球の象徴ですよ。

C 対照的なのが昨年の覇者・西武。チーム防御率は4点台だけど、5点取って勝つという野球をしています。

デスク エースの菊池雄星(27)がマリナーズに移籍。昨年、フタケタ勝った榎田大樹(32)、辻発彦監督(60)が一時は開幕投手に指名した内海哲也(36)、即戦力としてドラフト1位で獲った松本航(22)が揃って故障離脱という緊急事態。投手コーチの手腕が問われるけど……。

C その小野和義投手コーチ(53)が「一番のリスク」だと言われています(笑)。開幕前に「ケツを叩きまくる。“昭和“でいきますよ」なんて言ってましたけど、とにかく考え方が古い。そもそも持論である「低く沈み込んで投げろ」が、本拠地・メットライフドームのマウンドに合っていない。メジャー式に硬く改修されているので、沈み込んで投げると故障してしまう。

B 今井達也(20)と高橋光成(こうな)(22)のドラ1コンビが期待されているね。

C 光成は雄星のアドバイスで軸足を折るフォームから軸足でドッシリと立つフォームに改造。4月7日の日本ハム戦で今季初勝利を挙げるなどいい感じできているだけに、小野コーチが「沈み込んで投げろ」と言い出さないか、番記者はハラハラして見ていますよ。件の日本ハム戦では130球も投げさせられていました。

デスク 昭和だねえ(笑)。日本ハムの栗山英樹監督(57)がメジャーで流行中のオープナー(救援投手によるショート先発)を取り入れたのとは対照的。

A キャンプから無失点ピッチングを続けていた斎藤佑樹(30)に白羽の矢が立ちましたが、予定の2回すらもたず、3失点KO。見事に失敗しました。

デスク 西武の森友哉対策として米国風に「外野4人シフト」を敷いていたけど、これも機能してなかったね(笑)。

A 斎藤にはまたチャンスが与えられると思いますが、気になるのは球団関係者が言っていた「佑樹は’19年までは大丈夫」という言葉。逆に言えば、今年ダメならクビってことでしょう? 栗山監督の「米国かぶれ」の恩恵であるオープナーに斎藤の命運がかかっているのです。

B 放出したレアード(31・ロッテ)が10試合で7本塁打と大爆発しているのも、栗山監督にとっては計算外かもね。

デスク 練習時間にちゃんと出てこなかったり、たいしたケガでもないのに「痛い」と言って欠場したり、昨季のレアードは緩み切っていたからね。

A そのくせ代理人が年俸3億円をベースにした複数年契約を吹っ掛けてきた。ならば、清宮幸太郎(19)を使おう、と放出を決めたんですが……肝心の清宮が骨折してしまった。安く買い叩けたロッテは“漁夫の利“を得ましたよ。ライバルの自滅で、ソフトバンクがどんどんリードを広げていきそうですね。

『FRIDAY』2019年4月26日号より

最終更新:4/20(土) 7:02
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