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【アウディスポーツの衝撃 07】最新作のRSアバントはその高性能ぶりが信じられないほどの快適性を持つ

4/20(土) 19:00配信

Webモーターマガジン

日常を犠牲にしない圧倒的なパフォーマンスという思想

「RS」シリーズの中で日本におけるその最新モデルがRS4アバント。その真髄は超高性能と快適性の両立にあった。(Motor Magazine2019年4月号より)

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昨年7月、私はアウディミュージアムが所蔵する“アバントRS2”に試乗する幸運に恵まれた。

1994年にデビューしたRSは、80アバントがベースの高性能モデル。現在に続くアウディRS(ドイツ語のRenn Sport[レンシュポルト]、英語のRacing Sport[レーシングスポーツ]を意味する)シリーズの初代モデルにあたるが、その開発にはポルシェ社が深く関わっていた。

それを証明するかのように、ボディのいたるところにポルシェのロゴが刻まれ、エンジンやブレーキのフィールはまさにポルシェ車そのもの。ベースとなった80とは別物の、圧倒的なクオリティ感を味わえた。

それとともに印象に残ったのが快適性が高く、運転しやすいこと。同時代の80に比べて2倍から3倍の高出力エンジンを積んでいることが信じられないほど乗り心地はソフトで、エンジンはボトムエンドから力強いトルクを生み出してくれるのだ。

「RS」と名乗るからにはサスペンションの設定はサーキット走行も視野に入れていたはずだし、0→100km/h加速は4.8秒と当時としてはかなりの俊足。それと日常的な使い勝手を両立させた点こそがRS2の真髄に違いないとこのとき確信した。

もうひとつRS2で特筆すべきことは、アウディのトレードマークともいうべきフルタイム4WDシステム“クワトロ”を装備するとともに、ハイパフォーマンスモデルでありながらワゴンボディの“アバント”を採用した点である。ここにもライバルメーカーのハイパフォーマンスモデルには見られない、アウディ独自の方向性が明確に表れている気がした。

高級サルーンかと錯覚する乗り心地と安定感の高さ

それから四半世紀の歳月を超えて誕生したのが、最新型アウディRS4アバントである。そのベースとなっているのはA4アバントで、RS4アバントのボディサイズは大きく変わらないものの、タイヤサイズはA4 45クワトロスポーツの225/50R17から275/30R20へと大幅に拡大。前後トレッドも30~40mm拡幅し、超高性能化に対応している。

RS4アバントが搭載するエンジンは、2.9L V6ツインターボで、その最高出力は450ps、最大トルクは900Nmを誇る。これはA4のベーシックモデルのおよそ3倍に相当する。

本国発表データによれば、0→100km/h加速は4.1秒。本国仕様の標準モデルはリミッターによって最高速度250km/hに制限されるものの、オプションのRSダイナミックパッケージを選択するとこれを280km/hに引き上げることが可能(日本仕様のカタログにはトップスピード280km/hと表記)。まさにスーパースポーツカーなみのパフォーマンスだ。

ところが最新のRS4アバントもまた、これほどの高性能ぶりが信じられないほどの快適性をもたらしてくれるのである。

路面からのショックを優しくサスペンションが受け止めてくれることは、走り始めた直後から実感できる。その、スムーズさの中にしっとりとしたダンパーの働きを感じさせる足まわりの動き方は、ハイパフォーマンスカーというよりはラグジュアリーサルーンに近い。ロードノイズやエンジンノイズが極端に低く抑えられていることも、高級サルーンに乗っているような錯覚を抱かせる一因だ。

アウディドライブセレクトでコンフォートモードを選んでいる限り、この快適性は車速を上げても変わらない。私はスポーティさの度合いでいえばRSモデルよりは穏やかなSモデルの優れた乗り心地を高く評価してきたが、新しいRS4アバントは既存のSモデルに匹敵する良質で心地いい乗り味を実現していると思う。

続いてダイナミックモードを選択し、ワインディングロードを走行する。すると大きくうねるような路面でもボディの上下動はぐっと抑えられ、安定感の強いフォームを保ったままコーナーに進入。4輪は執拗に路面を捉え続けるので神経質な挙動は示さず、舵角一定のままきれいな軌跡を描いてコーナーをクリアしてくれる。

その洗練されたコーナリングマナーは、ドライバーに強い安心感をもたらしてくれるはずだ。

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最終更新:4/20(土) 19:00
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