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学校教師の転職希望者が急増、エージェントが語る先生たちの事情と進路

4/20(土) 11:00配信

週刊女性PRIME

 『ごくせん』(日本テレビ系)の仲間由紀恵、『3年B組金八先生』(TBS系)の武田鉄矢、『GTO』(フジテレビ系)の反町隆史……、数あるドラマのジャンルの中でも人気ドラマとなる作品が多い学園もの。つい最近も菅田将暉が型破りな教師役を務めた『3年A組』(日本テレビ系)が大反響を得た。

 このようなドラマを見て、“ヤンクミみたいに熱い教師になりたい!”“金八先生みたいに生徒に向き合える教師になりたい!”など、自身の理想や教育理念を持って教師を志す人は多い。そんな教師は“聖職”とも呼ばれ、辞める人が少ない業界と思われていた。しかし─。

「ここ2~3年、転職サイトにエントリーされる教師が多くなってきた印象ですね」

 そう話すのは、これまで複数の教師の転職を支援してきた転職アドバイザーの男性。教師はなぜ今、転職エージェントに駆け込むのだろうか。

「教師ということで、一般企業以上に、ある意味“理想”が必須条件の業界です。“こんな教育がしたい”“こんな教師になりたい”などと考えて教師になる人が多い。しかし、いざ教師になってみると、思っていたものと現実とのギャップが大きい。

 もちろん、ギャップは近年大きくなったものではありませんが、現在はモンスターペアレントの問題や、ダンスやプログラミングなど、授業のカリキュラムが増えるばかりで、やりくりに四苦八苦するという状態などに悩み、転職を考える人が多いですね。

 男女比はどちらかというと女性が多い。男性はギャップを感じても、“まぁ、しょうがないか。生きていかなきゃだし”と割り切る人が多い印象ですね」(前出・転職エージェント)

 都内の公立中学で非正規の教員として務め、自身も現在転職を考えているという女性は自嘲ぎみにこう語る。

「学校なんて公的なブラック企業ですからね。カリキュラムが増えるのは、国が決めたことなんで、どうしようもないと思ってますけど、部活なんか受け持ったら休みなんてほとんどなくなっちゃう。

 すべてトップダウンで、言われたら“やります”って言わなきゃいけない雰囲気で、上の立場の先生に頼まれたら断れず、それで残業が多くなるし……。そのくせ、ちょっと変わった授業とか新しいことをやろうとすると、古い先生たちが難色を示してきて、結果できなかったり……」

 一時期は、教員試験に受かっても、なかなか“枠”がなく、学校に勤められない人が多いことも問題となった。しかし、現在は、全国的には教員採用試験の倍率は低下傾向で、採用倍率が1・2倍の自治体も出てきている。

「以前に比べれば、教師にはなりやすくなったと思います。もちろん非正規も含めてですが。なりやすく入り口が広がれば、昔みたいに“教師以外考えられない”と強く思う人だけではなくなり、そのぶん出ていく人も増えていて、私の周りにも、なったはいいけど、やはり違うなって辞めて一般企業に再就職する人も少なくないですね」(前出・教員の女性)

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最終更新:4/20(土) 11:39
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