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勉強は部活に必要あるか 慶大卒・山縣亮太は“書き癖”で成績も、タイムも伸ばした

4/20(土) 10:35配信

THE ANSWER

連載「ニッポン部活考論」―秀才スプリンターが実践した「文武両道」のカタチ

 日本の部活動の在り方を考える「THE ANSWER」の連載「ニッポン部活考論」。今回は「部活と勉強」を取り上げる。登場してくれたのは、陸上男子短距離の山縣亮太(セイコー)だ。

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 リオデジャネイロ五輪男子4×100メートルリレーで銀メダルを獲得。100メートル日本歴代2位タイの10秒00の記録を持ち、夢の9秒台に挑戦を続ける26歳は、日本人相手に25戦無敗と目下、無類の強さを誇る。特に、日本人スプリンターの課題とされる海外の大会でもタイムが落ちないという強さは、特筆すべきものがある。

 東京五輪で100メートルのファイナリストの期待がかかる男は、広島の名門進学校、修道中・高を経て、慶大に進学した。その裏では「学び」に対して強いこだわりを持ち、それが「0.01秒」を縮めることと戦い続ける競技生活に生きているという。そんな秀才スプリンターが思う「走り」と「学び」の関係性とは――。

 ◇ ◇ ◇

「走ること」と「学ぶこと」。両者において、どんな相関性があるのか。勉強について、山縣は「そんなに得意だった訳じゃない」と謙遜するが「性格的に凝りやすい。がっと入り込んでしまう。要領が良いタイプではない部分もあって、やり始めると止まらなくなるタイプだった」と“学びのキャリア”を振り返る。

 幼少期は地元・広島で野球と陸上に打ち込み、「走り」に専念した小5で100メートル全国大会8位。非凡な素質を見せていた傍らで、学習塾に通っており、親の勧めもあって中学受験した。合格したのは修道中。一貫校の修道高は総理大臣を始め、政治家、実業家など著名人を多数輩出し、東大合格者も出る名門だ。

 中高6年間。中学時代から全国大会に出場し、高2の世界ユース選手権4位入賞するなど、部活に打ち込む一方で勉強を疎かにすることはなかった。300人いる生徒で成績は50番以内と上位に入った。

「その時は完璧主義なところがあった。年齢とともに完璧じゃない、人間らしさに魅力を感じ、価値観も変わって来るものだけど、当時はとにかく“何でもできることがカッコいい”という理想があって『(勉強も部活も)やってやろう』と思っていた。得意科目は社会、世界史でしたね」

 スポーツ強豪校ならば、部活優先で勉強が後回しにされることも少なくない。しかし、「部活と勉強」には共通項があり、学業の“学び”は決して無駄にならなかったと感じているという。

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最終更新:4/20(土) 10:35
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