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日本農業の最大の問題点"人手不足"を解決する!「ドローン農業革命」の全貌【前編】

4/20(土) 6:20配信

週プレNEWS

日本の農業の明るい未来を見いだすシリーズ「日本の農業はオレたちが元気にする!!」シリーズ、第2回は「ドローン」だ。

【写真】MG-1のデモンストレーション飛行

人手不足解決の手段として大きな期待を集める"空飛ぶ農業機器"は、農業をどう変えるのか? 安全面に課題はないか? 新たなイノベーションの実像に迫る!

■片手で持てるほど軽く驚くほど静か
日本の農業の前に大きく立ちはだかる壁のひとつ。それは「人手不足」である。

農業従事者の平均年齢は、1990年代には50代だったが現在は66歳を超えていて、人口は半分以下の約200万人になっている。明るい材料はほとんど見当たらないが、そこにひとつの光明がある。

それは「ドローン」だ。ここでいうドローンとは、農業用の無人マルチローター(複数の回転翼で飛ぶ航空機)のこと。

昨年10月、千葉・幕張メッセで開催された「第5回国際次世代農業EXPO」ではドローンが大々的に特集された。このEXPOは植物工場やITソリューションなど、農業に特化した科学技術の見本市で、毎回国内外から注目を集めている。

会場には2万人以上の農業関係者がつめかけた。ドローンを扱う各社のブースの中でも、入り口から近いひときわ入場者の目を引く場所に陣取っていたのが、株式会社ワールドリンク&カンパニーの販売店「スカイリンクジャパン」(以下、スカイリンク)だ。

「大げさではなくドローンが日本の農業を変える可能性があります」

そう語るのは、同社マーケティング・市場創出グループの寺口豪さんである。

今、ドローンの開発・製造は中国企業が最先端を走っている。なかでもDJI社は、シェア7割を誇るトップ企業だ。最も人気が高い農業用の機体は「Agras MG-1」(以下、MG-1)。スカイリンクはそれをはじめ、DJI社製ドローンの正規輸入代理店になっている。

「MG-1を手で持ってみてください」(寺口さん)

8枚のプロペラを持つMG-1は真ん中にタンクや飛行を制御する装置などを搭載し、クモのような形をしている。大きさは回転翼(ローター)の端から端までが、だいたい1.5m。そこそこの重さがあるように思えたので、両手でつかもうとすると、寺口さんは笑った。

「片手で持てますよ」

確かに、片手で機体の一部をつかんでみると、軽い。楽々と持ち上がった。MG-1の重量はバッテリー込みで10kgほどとかなり軽い。

「農薬を入れるタンクの容量は10Lあります。機体本体よりも重い荷物を運べるんですよ」

そう話す寺口さんの目の前でMG-1のデモンストレーションが始まった。

見学者が口々に「すごい」「へえ」とつぶやくのが聞こえる。機体が浮上し、ホバリングする様子はかなりの迫力で会場がどよめくのもうなずけた。

だが何より驚いたのは、その"静かさ"だ。

「目の前を飛んでいても会話ができるくらいの音しか発しないんですよ。エンジン付き無人ヘリコプターとは比べものにならないですよ。これなら近隣にも迷惑にならない」(寺口さん)

屋内でこの程度の音なら、実際の圃場(ほじょう・田畑や牧草地など)なら推して知るべしだ。しかし、このドローンがどう日本の農業を変えるというのだろうか。

■人力だと7、8時間はかかるところを10分!
筆者はさらに話を聞くべく、京都のスカイリンク本店へ向かった。

「昨日は東北に行って、数台MG-1を契約してきました。方言っていいですね」

出迎えてくれた酒井美佑さんは、同社でトップセールスを誇る辣腕(らつわん)営業パーソンだ。全国の農業地帯へ赴き、ドローンを導入することで何が変わるのかを農業従事者に日々解説している。

「無人で飛行する機械は基本的になんでもドローンと呼びます。農業用ドローンは農業を支援するドローンで、具体的には農薬や肥料の散布、データ収集ができるんです」(酒井さん)

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最終更新:4/20(土) 6:23
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