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増殖する「差別おじさん」にどう立ち向かうべきなのか

4/21(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 価値観の多様化の弊害なのか、近頃困った大人が増殖していると感じる人は決して少なくないだろう。コラムニストの石原壮一郎氏が指摘する。

 * * *
 今の日本に「経済大国」という形容詞がふさわしいと思っている人は、そう多くはないでしょう。たいへん残念ではありますが、ふさわしいのは「差別大国」という形容詞です。

「貧すれば鈍する」なのか、ネットやSNSによって差別意識が見えやすくなったからなのか、その両方なのか……。ニュースを見たり酒場で別のグループの会話を漏れ聞いたりすると、差別はよくない、差別は恥ずかしいという当たり前の気持ちが、世の中からどんどん薄れているように見えます。

 先日、都内の日本語学校に留学している18歳の中国人の女性が、アルバイト先のスーパーでいきなりひどい言葉を投げかけられたという記事が話題になりました。BuzzFeed Newsによると、レジ係をしていた女性は、酔った60代ぐらいの日本人男性客が支払い時に小銭を落としたのを見て、手助けしようとしたところ、いきなり「中国人だからそういうことをするんだ。人の金を取るんだ」と怒声を浴びせられたそうです。

 ショックを受け、恐怖を感じた女性は、とにかく謝り続けたものの、男性はどんどん差別的な発言をしてきました。やがて店長がやってきましたが、客は「金をとられた」と主張し、自分で警察を呼びます。やってきた警察官が署に同行を求めたのが、女性ではなくその日本人男性だったのは、このひどい話の中でのせめてもの救いです。

 この酔っ払いのおっさんが最低なのは、言うまでもありません。ただ、そういうダメなおっさんがいたというだけで止まらないのが、今の日本の情けなさ。このニュースが掲載されたYahoo!ニュースのコメント欄には、差別意識丸出しの意見があふれました。

「中国人の素行のイメージは、悪い。それは、過去何十年かにわたる来日して悪業を働いた同胞を恨んでください。身から出た錆ってとこですか」
「そこかしこでドン引きするレベルのことを平然と悪びれもせずにやってくるから無理すぎるわ」
「日本だから起きた話なのか、他国では全く無い話なのか」

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最終更新:4/21(日) 16:00
NEWS ポストセブン

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