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マネ虎・岩井良明社長「若者よ、就職することは恥じゃない」

4/21(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

岩井:計画倒産だってナンボでもあるじゃないですか。でも、そうやって立ち直った人を僕は、どうやって賞賛できるんだろうと思ってしまう。ただ、ずる賢いだけじゃないか! と思います。

 今ではカリスマ視される元IT長者だって同じですよ。彼がやったことで苦しんだ人、泣いた人が腐る程いる。けれど、成功者の象徴として祀られているじゃないですか。そういった風潮って、少し前からありますよね。及ばずながら、僕くらいは反対しようかな、と思っています。

◆“社会を知る” これが社会人への第一歩

──ちょっと、僕の話をしてもいいですか。僕は大学卒業後、3年間くらいプラプラしてたんですよ。その間、就職活動もせず「働きたくない……」とただ思っていました。ものすごいモラトリアムを抱えていたんです。

岩井:「働きたいか?」と聞かれれば、僕も働きたくないですよ。でも、大学を卒業した22歳の大人は自分で飯を食っていかなきゃいけない。その時、よほどのことがない限りは起業なんかできない。しばらくの間、アルバイトをして好きな仕事を見つけるなんて人もいる。でも、これは責任感が求められない仕事ですよね。僕の中では経験に入らない。20代後半にもなった日には、履歴書が汚れてるだけ。

 兎に角、やりたい仕事なんて見つからなくていい。まず、企業で働く経験が必要なんです。それは、仕事の中身を知るためじゃない。“社会を知る”ために企業で働くんです。

──自分もそうですが、モラトリアムなヤツほど理想が高いじゃないですか(笑)。

岩井:多くの大学生がヨシムラさんと同じく「やりたい仕事が見つからない」と言っていますよ。見つからないのは当たり前、経験がないんだから! やりたいことを見つけようとはせずに、直感で良いんです。「なんとなく来年、ここで働いているイメージが湧く」、そんな第六感を信じてやるしかない。

 大学4年間で本当に身になることを得る人の方が少ない。ほとんどが普通の人ですよ。だったら、お金を貰えて修行ができる就職がベター。人に揉まれて、“社会を知ること”が第一歩だと思いますね。

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最終更新:4/21(日) 16:00
NEWS ポストセブン

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