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マネ虎・岩井良明社長「若者よ、就職することは恥じゃない」

4/21(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

──岩井社長が考える“社会を知ること”とは具体的にどういったことなんですか?

岩井:外に出た時に恥ずかしくない人間になることじゃないですか。

 例えば、うちの会社で3年間鍛えた人間が転職することもある。やっと使えるようになった! と思った矢先ですからね、本音を言うと腹も立つんです(笑)。しかし、その社員だった人と関係性が悪くなったわけではないので「たまには遊びに来いよ」と声を掛けます。

 しばらく経つと実際に来るんですよ。そこで新しい職場での様子を「どうだ?」と聞けば、皆一様に「ビックリするほど褒められます」と言います。転職先で「お前、一体どんな会社で育ててもらったんだ?」と聞かれるらしいんですよ。それは仕事ができるとかではなく礼儀。社会人として最低限のことが全部できるようになっているからです。僕だって、社員が辞めて他の会社にいった際、「前、どんな会社に居たんだ」とバカにされることだけは絶対に嫌なんです。

──“社会を知る”とは礼儀の問題なんですか?

岩井:理系の研究職などはちょっと違うかもしれませんが、最低限の礼儀が出来る子は、仕事上でも利益を被るんですよ。人間関係を上手に構築できますから。世の中にコミュニケーション能力を必要とされない仕事はないんです。それを知るためにも社会へ出て、良いも悪いも学んでいくしかない。

 最近では、大学生が起業して、億万長者になることだってありますね。ただ、そういった社長ってよくトラブルに巻き込まれるでしょ。経営者の経験はあっても使われた立場がないことは、実は弱点なんです。部下として働く社員の気持ちが分からないから、問題が起こりやすくなります。

──ぼんやりとしたイメージですが、社長しか経験したことがない人には冷たい人が多そうな気がします。

岩井:自分が立ち上げた会社を、買収してもらって利益を得るだけで売り抜けようとして、一緒に頑張ってきた人たちを会社ごと捨てる人もいる。「古臭い!」と言われがちな僕から見ると、彼らがやっていることは本来の意味での起業とは違う。虚業だと思う。

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最終更新:4/21(日) 16:00
NEWS ポストセブン

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