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巨人・丸にFA移籍の重圧なし セ・リーグ史上初の3年連続MVPも〈週刊朝日〉

4/22(月) 11:00配信

AERA dot.

 広島からFA移籍した巨人の丸佳浩が開幕から好調をキープしている。

 3月29日に開幕した古巣・広島戦(マツダスタジアム)は4打数4三振と散々な結果だったが、4月に入って徐々に状態を取り戻しつつある。

 19試合出場で打率・301、5本塁打、16打点。リードオフマンの吉川尚輝が腰痛で14日に離脱以降は3番から2番に打順が変わったが、1番・坂本勇人と打線を牽引している。

 巨人担当の番記者は「チームにすっかりなじんでいますね。ホームランの後に両手で丸を作って出迎えるパフォーマンスもナインの中で大盛り上がりです。丸が抜けた広島が最下位に低迷していることでもわかるように、その存在感は絶大です。気の早い話ですが、巨人が今年リーグ優勝したら坂本勇人、菅野智之と共にMVPの有力候補になるでしょう」。
 
 まだ30歳。選手としてこれから脂に乗り切る時期だが、新天地で結果を残すかは懐疑的な見方もあった。プロ11年間で30本塁打以上を打ったのは昨年のみ。ポイントゲッターとして注目され、自身の打撃が崩れる恐れもあった。また、メディアに取り上げられる機会が多い巨人は不調になると、結果が出ない「FA移籍組」は戦犯として叩かれやすい。

 これまでも他球団から多くの選手がFAで巨人に移籍してきたが、本来の力を発揮できないケースが少なくなかった。

 丸はリーグ3連覇を達成した広島から巨人に移籍している。昨オフにFA移籍を決断した際は、一部の広島ファンから怒りの声が出るなど波紋を呼んだ。移籍1年目から結果を残すためには技術だけでなく、強靭な精神力も必要とされる。まだシーズン序盤だが、懸念は取り越し苦労に終わりそうだ。

 広島時代から丸を知る番記者は、「試合で打てても打てなくても翌日に持ち越さないのが丸の良いところです。気持ちの切り替えの早さは巨人の若手選手も見習うべきだと思います」と分析する。

 昨季は打率・306、39本塁打、97打点。122四球、出塁率・468はいずれもリーグトップだった。前出の番記者は「丸は試合中も相手投手の状態などについて気づいたことを他の選手に助言して情報を共有します。自分だけ打てばいいという選手ではなく、数字以外の貢献度も大きい。ケガさえ気を付ければ、打率3割、30本塁打はクリアするでしょう。」と期待を込める。

 2球団で3年連続MVPを獲得すれば、両リーグ初の快挙になる。丸の活躍が巨人の命運を握っている。(春日哲也)

※週刊朝日オンライン限定記事

最終更新:4/22(月) 12:15
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