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【鹿島】ケガを未然に防ぐ安部裕葵の妙~「ヤバいと思って倒れました」

4/21(日) 8:09配信

ベースボール・マガジン社WEB

 鹿島の安部裕葵が存在感を放った。スタートは右サイドにポジションを取るも、試合の状況に応じて左右、中央とポジションを変え、ゴールに迫った。足元のテクニックと的確な状況判断、チームメイトとの連係など、安部のすごみはいくつもあるが、この日はもう一つ、巧みな“技術”を示した。

決勝ヘディング弾の犬飼智也「無失点で終われたし、チームの力になれたかな」

■2019年4月20日 J1リーグ第8節
鹿島 1-0 仙台
得点者:(鹿)犬飼智也

「力の逃がし方」と表現する技術

 この日も鹿島の背番号10は相手から激しくマークされ、たびたびピッチに倒れ込んだ。「元々、削られるキャラなので」と安部裕葵は冗談交じりに話すが、「それは覚悟しています。痛いのは好きではないけれど…」と、巧みにボールを扱う選手ならではの宿命を自覚している。

 象徴的なのは74分の場面。自陣でボールを拾った安部が攻撃につなげようと前線を見た瞬間、足元に強烈なスライディングタックルを浴びる。「危なかったから、よけましたよ。よけていなかったら、マジでヤバかった…」と、ケガを負う可能性も脳裏をよぎったという。

 それでも、ケガを未然に防ぐためのうまさが、安部にある。本人が「力の逃がし方」と表現する“技術”だ。実際にその場面では、右足にタックルを受けている。ただ、接触する直前に、わずかながら右足を引いてもいる。一時は接触の衝撃で苦悶に満ちた表情を浮かべたが、足首をひねったりして大ケガにつながることはなかった。

 また、同じようにチームメイトやサポーターをヒヤリとさせるようなシーンは、前半終了間際の43分にもあった。ハーフウェイライン付近でボールを受けると、ゴールへ向かってドリブルを開始。しかし、ペナルティーエリアの手前で足を滑らせ、体勢を崩して転倒した。

 両足がもつれていただけに、「ヒザをひねりそうになった」というが、その瞬間の咄嗟の判断によって、この場面でも大事に至らずに済んだ。「『ヤバい』と思って倒れました。倒れていなかったら、たぶんヒザをやっていましたね。倒れたので大丈夫でしたけれど、グッと踏ん張っていたら、たぶんヤバかった…」と振り返る。

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最終更新:4/21(日) 8:09
ベースボール・マガジン社WEB

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