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仕事はどんどん任せよう。部下に成長してもらうために大切なこと

4/21(日) 8:11配信

ライフハッカー[日本版]

非常に優秀なプレイヤーであるにもかかわらず、リーダーとして部下を動かすことができないーー組織のなかには、そんな人がいるものです。

【画像】仕事はどんどん任せよう。部下に成長してもらうために大切なこと

『部下に9割任せる!』(吉田幸弘著、フォレスト出版)の著者によれば、そういうタイプの人からは次のような意見が出てくるのだそうです。

「部下が以前に失敗して困ったから簡単な作業しか任せていない」

「チームの業務をすべて自分が見ようとしている」

「部下に相談するなんて情けないので、自分1人ですべてのことを決める」

「会議や面談は自分が主導になって進めていかなくてはならない」

「部下の前で自分の欠点などを見せたらナメられてしまう」

「ナンバー2の部下に任せたら、ラクしようとしているように思われそう」

「リーダーはすべての面において、部下に勝っていなければならない」

(「はじめに」より)

こうした考え方をひとことでまとめるなら、「自分でやったほうが早い」ということになるのでしょう。

違う角度から捉えるとすれば、「任せられない人」は、「責任感の強い真面目な人」。

そのため、結局は自分ですべてを抱えてしまうわけです。ところが、それがかえって仇になり、チーム全体の力を低下させてしまうということ。

経営者・管理職に向け、部下育成の研修やセミナー、講演を全国の会社組織や商業団体などで年間100回以上行なっているという著者は、そのようなリーダーのために本書を執筆したのだといいます。

ここで明かされているのは、部下に仕事を任せ、リーダーが元気になるための考え方と技術。

すべて著者自身の実体験、あるいは講演・研修先の会社で起きた事実に基づいたもので、すぐに実践できることばかりだそうです。

そんな本書から、きょうは第4章「任せ上手なリーダーは部下を育てる」に注目してみたいと思います。

部下には仕事をどんどん任せる

「組織はリーダーの力量以上にならない」ということばがありますが、これを誤って解釈している人がたくさんいると著者は指摘しています。

「力量」を「能力」と勘違いし、すべての面においてリーダーが部下よりも優秀でなければならないと思っているというのです。

しかし、そもそもリーダーと部下とでは、果たすべき役割が違います。

たとえば営業の仕事なら、部下は常日頃からお客様と接しているため情報を持っているもの。ところがリーダーは、部下と同じように現場に出ているわけではありません。

つまり、部下のほうがリーダーよりも多くの情報や知識を持っているわけです。

なのにリーダーが対抗意識を持って、部下と同じように現場の仕事に取り組んでしまうと、当然のことながらリーダーが本来やるべき仕事ができなくなってしまうことに。

現場に介入しすぎて部下の仕事を奪ったり、やり方を細かく指示するようになる可能性も考えられます。すると部下は、仕事をしづらくなります。

人は「指示されたとおりにやる」よりも、「自分で考えてやる」ほうがモチベーションは上がるものです。

だからこそ、仕事や権限は部下にどんどん配分するべき。部下の自主性に任せて権限移譲(エンパワーメント)をすることにより、部下も成長できるわけです。

もちろん、最初は失敗することもあるでしょう。しかし、まずは部下に「失敗するチャンス」を与えることが大切。

部下に成長してほしいという思いがあるなら、自分の持っている情報やリソース、権限を与え、部下が自分で考えた方法でやらせるべき。

それこそが、「部下(人)を育てる」ということなのだと著者は主張しています。

逆にいえば、いつまでも「自分が」にこだわり続ける人は、この能力を発揮できず、やがては停滞や自己欺瞞に陥ってしまうということです。(138ページより)

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最終更新:4/21(日) 8:11
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