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女優・樹木希林が明かした“幸せの極意”

4/21(日) 6:02配信

サライ.jp

昨年9月に75歳で亡くなった女優・樹木希林さんの講演会の貴重な記録が、DVDつき書籍『樹木希林 ある日の遺言 食べるのも日常 死ぬのも日常』として上梓される。

《やはりね、死ぬにも時がある、どんな人でもね》
《ただ捨てるんじゃなくて、モノの冥利も考えて、どう活かすか》
(『樹木希林 ある日の遺言 食べるのも日常 死ぬのも日常』より)

「病気になったっていうことが、すごく自分の人生で得してる」

樹木希林さんが、2年半前に、静岡市で行なわれた講演会で語った言葉だ。

2004年に乳がんが発覚した希林さんだが、その後、全身にがんが転移する。人によっては絶望を感じるだろう。だが希林さんは、それを“得”という。

この講演会を希林さんに依頼したテレビ・プロデューサーの田川一郎さん(80歳)は、希林さんと30余年の付き合いになる。

「希林さんらしい言葉です。彼女は、“ありのまま”を受け止める人でした。例えば、女優は日頃からシワの一本を気にしますが、希林さんは違いました。“シワの一本一本を大切にしていこうと思う。せっかくここまで生きてきたのに、もったいないものね”と言っていたほどです。化粧っけもまったくありませんでした」

時折、冗談を交えながら、希林さんの講演は進む。

「健康な人も一度自分が、向こう側へ行くということを想像してみるといいと思うんですね」

今生きているところにずっと留まっていると、自分が見えなくなる。いざ自分ががんになり、“死”が身近になると、いろいろな欲や執着心からすっと離れた。

「死ぬというのは日常なんですね。生きるのも日常、死ぬのも日常」

そう思えるのは、「病気をしたお陰」と希林さんは笑う。

《健康な人も一度自分が、向こう側へ行くということを想像してみるといいと思うんですね。
そうすると、つまんない欲だとか、名誉欲だとか、いろんな欲がありますよね、そういうものからね、離れていくんです》
(『樹木希林 ある日の遺言 食べるのも日常 死ぬのも日常』より)

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最終更新:4/21(日) 13:36
サライ.jp

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