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<全日本ロードレース>高橋巧 衝撃のダブルウィン! ~中須賀vs高橋の名勝負数え歌 新章突入~

4/21(日) 15:20配信

webオートバイ

16秒の大差をつけての連勝!

圧勝、完勝、ぶっちぎり! 全日本ロードレース第2戦「鈴鹿2&4」は、まさにTeamHRCと高橋巧の独り舞台でした。きのう土曜日のレース1で、2位以下に16秒もの大差をつけて今シーズン初優勝を挙げたのに続き、きょう日曜日のレース2も図ったかのように16秒の大差をつけての連勝。さらにさかのぼれば、金曜の公式練習も、土曜の公式予選もトップタイム。おまけに日曜朝のウォームアップ走行までトップタイムと、全セッションを制圧した高橋の見事な完封勝利でした。

日曜のレース2、好スタートを決めて飛び出したのは、やはり高橋。きのう土曜日のレース1で転倒を喫し、巻き返しを図りたい中須賀克行(ヤマハ)はスタートをミスし、高橋の後方に渡辺一馬(カワサキ)、加賀山就臣(ヨシムラスズキ)、水野涼(ハルクプロホンダ)が続きます。

高橋はオープニングラップからハイペースで飛ばし、2周目には2番手以下にもう2秒もの差をつけます。この時点でもう、レースはトップ高橋と2番手以下、というオーダーに固定され始めます。
この後も高橋がハイペースで逃げ、カズマ、水野、加賀山、カズキ、中須賀が2番手争いするものだから、ますます高橋と2番手グループの差は広がっていき、3周目には6秒、4周目には10秒の大差がついてしまいます。4周目に10秒とは、ちょっと最近見たことがないほどの独走劇です。

「とにかくスタートして3周、5周が勝負だと思っていたので、そこに集中していました。スタートが決まって、2番手以降が離れたのをサインボードで確認してからは、ペースを落とさないよいうに、2分05秒台で周回することをテーマに走っていました」と高橋。

高橋の独走もあって、レースの興味は熾烈な2番手争いへ。水野、カズマ、野佐根航汰(ヤマハファクトリー)、加賀山、岩戸亮介(カワサキ)の集団から、1台また1台と後退し始め、レース中盤以降はカズマ、中須賀、野佐根が2番手争いグループを形成。この中から終盤に中須賀がポジションを上げ、高橋の15秒以上後方に中須賀、野佐根、水野、カズマ、カズキの順でフィニッシュ。

結局レースは、終盤にペースを落とした高橋が、それでも16秒の大差をつけて昨日のレース1に続くダブルウィン。中須賀、野佐根は全く歯が立たないと言っていいほどの完敗でした。

「今日は巧くんにやられました。2番手グループにいて、マシントラブルもあったのでペースを上げられなかったけど、その中では最良の結果で終わることができました」と中須賀。ほんの2週間前の開幕戦・もてぎ大会では、立ち向かってくる高橋を何度もハネ返して、憎たらしいほどに強かった絶対王者・中須賀の、久しぶりに見る「完敗」のシーンでした。

「中須賀さんより先にフィニッシュして優勝したのは、去年の最終戦以来ですね。それ以外は、中須賀さんが転んだり、二人とも雨で表彰台に上がれなかったりで、僕が優勝、中須賀さんが2位っていうのは……ちょっといつぶりかわかんないくらいです。優勝したのは本当にうれしいし、今回は事前テストからの好調を、ずっと決勝まで持続できたのがよかったと思います」と高橋。

これで中須賀vs高橋は2勝2敗。今回は高橋の強さばかりが目立ちましたが、ほんの2週間前には中須賀の強さばかりが目立ちました。それでも高橋が一方的にやられっぱなしだった'18年シーズンとは明らかに違う'19年シーズン。ふたりのライバル物語は、どうやら新しい章に突入したようです。

■全日本ロードレース 第2戦 鈴鹿2&4 レース2正式結果
1.高橋 巧  TeamHRC            37分49.976s
2.中須賀克行 ヤマハファクトリーレーシング  +16.857s
3.野佐根航汰 ヤマハファクトリーレーシング  +20.010s
4.水野 涼  MuSASHi RTハルクプロホンダ  +20.055s
5.渡辺一馬  カワサキTeamグリーン     +20.461s
6.渡辺一樹  ヨシムラスズキMOTUL     +20.714s
7.加賀山就臣 ヨシムラスズキMOTUL     +26.734s
8.岩戸亮介  カワサキTeamグリーン     +32.158s
9.秋吉耕佑  auテルルMotoUP        +45.467s
10.ザクワン・ザイディ ホンダASIAレーシングSHOWA +58.086s

中村浩史

最終更新:4/21(日) 15:20
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