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ヘプバーンもエリザベス女王も身につけてきた、赤いリップの奥深い歴史

4/21(日) 19:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

ベテランのビューティーライター、レイチェル・フェルダーは、何年も女性たちに彼女自身のトレードマークでもある、赤い口紅のつけこなし方をアドバイスしてきた。彼女は「これこそが人々が興味を持つものだと、突然ひらめきました。そしてその歴史は本当に深く、それでいて本当に探求されたこともなかったのです」と説明する。

【写真】歴代セレブの忘れられない赤リップメイク24

そうして、赤い口紅の奥深く、文化的な歴史を紐解く著書『Red Lipstick: an Ode to a Beauty Icon』(直訳:レッドリップスティック ビューティーアイコンへ捧げる抒情詩)のアイデアが生まれたのだ。物語や逸話のみならず、赤い口紅を美しくつけているスタイルアイコンはもちろん、美術品や写真、大判の本いっぱいに広がるビューティやファッションのエディトリアル、広告など、活気に満ちていて、インスピレーションを与えるイメージをまとめた一冊だ。

フィーチャーされているのは、一連の殿堂入りした人物たちだ。彼女たちの中には、パンクロックスターのデビー・ハリーとスージー・スーが、マドンナやリアーナといったポップミュージックアイドルとともに登場する。著者のフェルダーはまた、マリリン・モンローと彼女のトレードマークだった赤い口紅「マックス ファクター ルビー レッド」に加えて、エリザベス・テイラー、オードリー・ヘプバーン、グレース・ケリーといった古き良きハリウッドの偉人たちも取り上げている。そして、世間の注目を大胆に集めた20世紀初頭のイギリスの婦人参政権論者たち、第二次世界大戦の労働者、フラッパー、政治家、ファーストレディ、そしてファッション界の人気者たちにも焦点を当てている。

本のリサーチと執筆の過程で、フェルダーは、こうしたメイクアップの歴史に没頭した。実際に、いくつかの情報は彼女にとって新しいものだった。政治的な運動に参加するものとして赤いリップをつけるといった説明もあった。「第二次世界大戦中の女性たちは、ヒトラーが赤いリップを好きでなかったので、反逆行動としてそれをつけました」と彼女は話す。他のハイライトは? 赤い口紅の広範にわたる社会的な分布だ。「何世紀にも渡り、赤い口紅は娼婦たちがつけていました」とフェルダーは明かす。

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最終更新:4/21(日) 19:20
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