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ヘプバーンもエリザベス女王も身につけてきた、赤いリップの奥深い歴史

4/21(日) 19:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

「女優が尊敬に値する職業ではないと見られていた時代には、女優たちがそれをつけていました。それからエリザベス女王が戴冠することになる1950年代になる頃には、彼女が戴冠式用の衣装で着用する赤いローブに合う赤い口紅を特別に作らせたのです。3つの異なるブランドが、彼女のためにその口紅を作る権利を得ました」

時代を通じて、誰の間でも赤い口紅をつけることは世界的なアピールと、それとともにある種の恐れ知らずの精神を表現することだという共通した意味がある。「なので、赤い口紅についての物事はとても熟考されているのです」とフェルダー。「そしてある種の努力とフォーカスを持って何かを身につけることは、本質的に自信を示します。単にそれをつけるだけでも、あなたは力づけられること、意識的で、大胆で物怖じせずに何かをしているということです。それから、自分にぴったりくる赤のトーンを見つければ、それは例外なく喜ばしいことです」

赤い口紅の人気の裏に流れる信仰があるのも不思議ではない。女性も男性も今日まで、その大いなる影響を認識しているし、そしてシーズン毎に流行り廃りはあるかもしれないが、それはワードローブの基本であるリトルブラックドレスが重要なのと同じくらい、美の定番として残るものだ。政治的もしくはファッション的なステートメントを通して、目を惹く赤い口紅の魅力は時代を超越し、そしてそのパワーは変革を起こすのだ。

そしてヘプバーンがかつて言ったように「嫌な日には、いつでも口紅を」。

Translation: Natsuko Kadokura From Harper's BAZAAR UK

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最終更新:4/21(日) 19:20
ハーパーズ バザー・オンライン

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