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【祝!30周年 ロードスター4世代乗り比べ 01】初代ユーノス ロードスターは人とクルマの一体感を教えてくれた

4/21(日) 12:00配信

Webモーターマガジン

風を感じて走る気持ち良さは格別

1989年に登場したロードスターは、2019年で30周年を迎えた。その間、初代のNAに始まり、NB、NC、そして現代のNDまで4世代の進化を果たしている。なぜロードスターは長い間、愛され続けているのか? 歴代モデルを乗り比べて、その理由をひも解いてみたい。まずは初代NAロードスターから。

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初めてロードスターのハンドルを握るのであれば、ぜひとも幌を開けて走って欲しい。頭上に感じる太陽、顔に当たる風、そして屋根のない開放感を感じ取って欲しい。それらを加味して、初めて本来のロードスターの走り味となるからだ。

ロードスターの着座位置は低い。ドアを開ければ座ったまま地面に手が届きそうに感じるほど。しかも2代目まではウエストラインが低いため、ヒジをドアにかけることもできる。行儀は良くないが、こうしたリラックスした雰囲気で乗れるのもロードスターの魅力のひとつだろう。

また、センターコンソールの上にあるボタンを押せば、リトラクタブルヘッドライトの開閉が運転席からも確認できる。これができるのはNAロードスターだけだから、試乗のときはぜひとも試して欲しい。

特別速くはないが、自転車を漕ぐような楽しさ

気になるのは、アクセルペダルの位置が少し中央寄りにオフセットしていること。これは最新のマツダ車では見られない。ただし、クルマとの一体感や軽快さは、現在のNDロードスターにも負けていない。

ステアリングフィールやブレーキタッチなどは、むしろNAロードスターの方が自然に感じられる。機構的に油圧式パワーステアリングは完成されていたし、ブレーキにABSなどの追加機構はない。

シンプルな分だけ、しっかりとメンテナンスすれば、ブレーキパッドがローターをつかむ瞬間がわかるほどの素晴らしいフィーリングを味わうことができる。

速い、遅いでいえば、NAロードスターは特別速いクルマではない。しかし、自転車を漕ぐようなクルマと人の一体感と軽快さは、NAロードスターならでは。そこが最大の魅力だ。

ちなみに後期型の1.8Lエンジン搭載車(NA8C)は、エンジンの音が図太くトルクも太い。しかし一方で、がさつさも感じる。ここは好みの別れるところといえるだろう。(文:鈴木ケンイチ)

■ユーノス・ロードスター 主要諸元

・全長×全幅×全高:3920×1675×1235mm ・ホイールベース:2265mm ・エンジン種類:直4DOHC ・排気量:1597cc(1839) ・最高出力:120ps/6500rpm(130/6500) ・ 最大トルク:137Nm/5500rpm(157/4500) ・当時車両価格:175万1000円~ ※( )内は1.8L

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最終更新:4/21(日) 12:00
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