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1億円強の「良血」ランフォザローゼス。舞台変更でついに素質が花開く

4/21(日) 6:40配信

webスポルティーバ

2019年クラシック候補たち
第12回:ランフォザローゼス

 GI日本ダービー(東京・芝2400m)の重要なトライアル戦となるGII青葉賞(2着までにダービーへの優先出走権が与えられる)。ダービーと同じ条件で行なわれ、過去にはここで結果を残した馬が何度となく上位入線を果たしている。

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 今年も早くからこの青葉賞(4月27日)に狙いを定め、ダービー(5月26日)への殴り込みを狙う馬がいる。美浦トレセン(茨城県)の藤沢和雄厩舎に所属するランフォザローゼス(牡3歳/父キングカメハメハ)である。

 祖母は、1996年のGIオークス(東京・芝2400m)を制し、1997年のGI天皇賞・秋(東京・2000m)で牡馬相手に戴冠を遂げた「女傑」エアグルーヴ。競走馬のセリ市「セレクトセール」において、1歳時に1億2500万円(税別)で落札されたエリートだ。

 同馬は昨秋の2歳新馬(10月20日/東京・芝2000m)でデビュー。ゆったりとした流れのなか、2番手追走から最後もきっちり伸びて、クビ差の勝利を飾った。

 続く500万下特別の葉牡丹賞(12月1日/中山・芝2000m)でも、道中は5番手の好位につけた。しかし、3~4コーナーの勝負どころで行き場を失う場面があって、窮屈な競馬を強いられてしまう。結局、それが響いてか、直線では狭いスペースを割って伸びてきたものの、勝ち馬から1馬身差の2着と敗れた。

 そして、3戦目はGIII京成杯(1月14日/中山・芝2000m)に挑戦。ここでも、3番手から早めに先頭に並びかける積極的な競馬を見せた。ただ、前をいくラストドラフトを捕らえ切れず、再び2着に終わった。

 このあと、陣営はクラシック初戦となるGI皐月賞(中山・芝2000m)をパスして、青葉賞に向かうことを早々に表明。じっくりと英気を養って、ダービーの出走権獲得を目指すことになった。

 それにしても、陣営はどうしてこの決断を下したのだろうか。関東競馬専門紙のトラックマンがその辺の事情を明かす。

「陣営は、3戦の結果を見て『中山向きではない』と判断したようです。京成杯では、レース中にほとんど手前を変えなかったとのこと。デビュー戦では手前を変えて最後にひと伸びしただけに、そうした内容も考慮して、中山での皐月賞ではなく、東京のダービー1本に絞ったのでしょう」

 不得手と思われる中山でも、重賞で2着に入っているランフォザローゼス。より高いパフォーマンスが見込める東京では、圧巻の走りを披露してくれるかもしれない。

 実際、陣営はそれなりの手応えを得ているそうだ。先述のトラックマンがその様子を伝える。

「陣営としては(ランフォザローゼスが)本当によくなるのは『さらに先』という見方をしていますが、『まだ底を見せていないし、日に日に成長している』とのこと。本番のダービーはともかく、『青葉賞は確実に突破してほしい』という感触を得ています。いいレースが期待できるのではないでしょうか」

 昨年も、ゴーフォザサミットで青葉賞を制している藤沢厩舎。陣営が得意とする一戦だけに、ランフォザローゼスへの期待も膨らむ。そしてその期待どおり、同レースでさらなる成長と進化が見られれば、本番への楽しみも一段と増すはずだ。

河合力●文 text by Kawai Chikara

最終更新:4/21(日) 6:40
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