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2019ニューモデル・トライアンフ スピードツインの試乗インプレッション

4/21(日) 17:32配信

WEBヤングマシン

ビッグネーム復活にふさわしい王道の走り

ボンネビルT120の穏やかさと、スラクストンRの高いスポーツ性。そのいいとこ取りを目指したのが、伝説の名を蘇らせたスピードツインだ。その爽快な走りを、鈴木大五郎がスペインのマヨルカ島で確かめた。

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TEXT:Daigoro SUZUKI PHOTO:TRIUMPH

よりスポーティなボンネビルを求めるファンの声に応えて

トライアンフのリリースするモダンクラシックシリーズは、そのクラシックな佇まいばかりがフィーチャーされがちであるけれど、個人的にはその走りの良さにいつも注目していた。カッコ重視なだけでなく、しっかり作り込んでいると思わせる走りの深みがあったといえる。とはいえ、それは雰囲気も楽しみつつ走りも楽しむという欲張りな要求を非常に高いレベルで実現していることへの評価がまず大きかったことも確か。よりハードに走らせた場合には運動性能が……といった我が儘な気持ちもないわけではなかった。「それはボンネビルシリーズの領域じゃないよ。そこを求めるならスピードトリプルやストリートトリプルに乗ってくれよ」それが彼らのスタンスなんだろうと、個人的には思っていたのだ。

そんな中、スピードツインが登場。カワサキZ900RSのヒットにも関連しているのだろうかと思えばプロジェクトは3年前からスタートしていたという。そしてその大きい要因のひとつが、よりスポーティなボンネビルの登場を望む市場の声だったという。

スラクストンをベースとしながらも、よりスポーティなマシンとするべく、エンジンはもとより、足まわりもセットアップ。軽量なキャストホイールの採用や、車体全体の軽量化等、慣性力の大幅な削減を狙ったマシン作り。スポーティではあるが、日常的にそれを感じられるように、ライディングポジションはアップライトなものであるが、肩肘張らずと言うのが開発テーマのひとつでもあるようだ。

地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島にて行われた試乗会では、タイトなワインディングを中心に約270kmを走行した。 スラクストンに対し、前後の荷重配分を48対52から50対50とフロント寄りとし、前輪荷重をより稼ぐ方向としたディメンション。しかしこれは、アップライトなポジションとなったことによる、走行中の荷重配分の補正という意味が大きいかもしれない。決してヒップポイントが高いとか前傾が強いということはなく、シートに座った際の当たりの柔らかさ等、スポーティとはいえ、スーパースポーツをベースとしたスポーツネイキッドなどと比較すれば、その設定は穏やかといえる。

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最終更新:4/21(日) 17:32
WEBヤングマシン

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