ここから本文です

恐竜を絶滅に追いやった事象を、さらに深読みできる地層の存在

4/21(日) 22:20配信

エスクァイア

まさにロマンです! 多くの生物種を短い時間で閉じ込めた“墓地と化した地層”の存在がこのたび公表されました。これはまさに黙示録的事象に関連するものであり、初めて世に出たと言っていいほど注目される、新たなる「K-T境界」の解釈が期待できる地層なのです。
 
※K-T境界とは…地質年代区分用語であり、約6550万年前の中生代と新生代の境目に相当します。さらに細かく言えば、中生代の終わりの白亜紀と第三紀との時代の境界。ここで恐竜を代表とする大型爬虫類やアンモナイトが絶滅したことで有名ですが、そればかりでなく、海洋プランクトンや植物類にも多数の絶滅種の化石が発見されています。

【 写真 】火星に降り立つ可能性も…いま覚えるべき新世代の宇宙飛行士たち

「およそ6600万年ほど前に、巨大な小惑星もしくは彗星がメキシコのユカタン半島沖の海底に衝突し、この世界は一度終わった…」という説は、現在、恐竜たちを絶滅に追いやった理由として最も有力なものとなっています。この出来事によって、地球上の全生命体の75%が死滅したということです。

 とは言え、「恐竜が絶滅した理由はほかにある…」という科学者も多く存在するのも事実ですが、今回はそれには触れません…。このたびある科学者たちのグループは、隕石衝突の事象がどれほどわずかな時間で起こったものかを示す証拠となる、墓地と化した地層を見つけ、その地層を研究した結果を発表しました。

 この地層には、魚、焼けた木の幹、針葉樹の枝、死んだ哺乳類、古代生物のモササウルスの骨、昆虫、トリケラトプスの死体の一部、渦鞭毛藻類と呼ばれる海洋性微生物、カタツムリのようなアンモナイトと呼ばれる海洋性頭足動物などなど、多種多様にわたった動植物の化石で溢れているということなのです。

 このように、他に例を見ることのない地層はアメリカ・ノースダコタ州にありました。

 フロリダのパームビーチ自然史博物館の古生物学の学芸員で、カンザス大学の博士課程の学生であるロバート・デパルマさんは、声明で次のように述べています。

 「これはK-T境界に関連するもので、人類が初めて見つけた大量の生物の死骸が塊となった地層と言えるでしょう。地球上の他のK-T境界の区域では、同様に異なる生物やさまざまな生命のステージを示す多様な種から形成され、さらにそれらはすべて同じ時間そして同じ日に死滅したことを証明しています…こんなコレクションを見つけることは、それまでありませんでした…」と。

1/3ページ

最終更新:4/21(日) 22:20
エスクァイア

記事提供社からのご案内(外部サイト)

エスクァイア

ハースト婦人画報社

1933年にアメリカで誕生した
ハイエンド・ファッション雑誌です
ファッションやライフスタイルにとどまらず
アート、カルチャー情報などを届けます

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事