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34歳でも衰えぬ「小さな暗殺者」。ラグビーW杯に向けて調子も上々

4/21(日) 7:20配信

webスポルティーバ

 4月19日、スーパーラグビー第10節が行なわれ、サンウルブズは東京・秩父宮ラグビー場に2016年の王者であるニュージーランドの強豪ハリケーンズを迎えた。

【写真】ラグビーW杯の最終兵器「アタアタ」

 今年3月末、2020年のシーズンを最後にサンウルブズがスーパーラグビーから除外されることが発表された。スーパーラグビーを統括する「サンザー(SANZAAR)」対して、日本人選手たちは「サンウルブズの強さを見せたい」「外したことを後悔させたい」という強い気持ちで臨んだ。

 そのなかでも、とくに責任感を人一倍、露わにした男がいる。

「子どもたちの夢や希望になれば新しい世界も開けていくので、できるかぎり僕たちがそういうものを見せてあげたかった。子どもたちに世界の扉を閉ざしてしまって本当に申し訳ない。ファンの皆様にも申し訳ないですし、自分たちも本当に残念」

 2013年に日本人選手初のスーパーラグビー選手となったSH(スクラムハーフ)の田中史朗だ。

 スーパーラグビー参入4年目にして初の金曜ナイター試合ということもあり、秩父宮には今季最多1万6805人ものファンが集った。「グラウンドに入った時、すごく多くの方が見に来てくださっていたので、本当にうれしかった」。いつもより気合いが入ったと、田中は言う。

「フミ」の愛称でファンから親しまれている田中は、21番をつけて控えメンバーとしてベンチスタート。ところが、先発したSHジェイミー・ブースが負傷し、予定より早い前半27分からピッチに立った。

 日本代表としてワールドカップに2度出場している田中は、サンウルブズのBKでは最年長となる34歳。スーパーラグビー68試合目という経験が、何よりも大きな武器だ。「おじいちゃんだけど、FWのコントロールがうまい」と、同じくベテランのLO(ロック)トンプソン ルークも田中を絶賛する。たしかに、接点周りで味方のFWを使いながらアタックする術(すべ)は、世界でもトップクラスだ。

 今年のワールドカップを見据えて、休暇をしっかりと取った田中は2月から日本代表候補合宿に参加していた。その後、3月中旬にはサンウルブズへ合流する。田中が三洋電機(現パナソニック)に加入した時から師弟関係にある「ブラウニー」ことトニー・ブラウンHC(ヘッドコーチ)に請われたからだ。

 サンウルブズを率いるブラウニーは、キックやパスを使ってスペースを攻める「スマートなラグビー」が信条だ。相手を細かく分析した結果、スペースの狭い方(ブラインドサイド)を執拗に突いてみたり、前に出てくるディフェンスに対してあえて短いパスを多用することもある。

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最終更新:4/21(日) 7:20
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