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リーダーとして心得るべきこととは? 3人の名経営者のことば

4/21(日) 21:13配信

ライフハッカー[日本版]

『リーダー・管理職のための 心を成長させる名経営者の言葉』(久恒啓一著、日本実業出版社)の著者は、2005年から「人物記念館の旅」を続けているという人物。

【画像】リーダーとして心得るべきこととは? 3人の名経営者のことば

それは古今東西の人々に深く、広く、長く影響を与えてきた「偉い人」の人生を振り返る旅だそうで、2018年末で850館を超えたのだとか。

またブログや「note」に「名言との対話」というテーマで「偉い人」の名言と生涯を紹介するなどの活動も。

つまり、その延長線上に生まれたのが本書だということのようです。

この書籍、『名経営者の言葉』では、食、健康、美、文化、教育、メディア、電機、養豚、酒、芸術、電力、花、出版、ファッション、スポーツ、漫画、情報、テレビ、新聞、ホテル、書店…など、あらゆる分野の戦後日本の事業家・経営者たちが絞り出した珠玉の名言、極上の言葉と、その言葉が生まれた背景を紹介したいと思います。

(中略) 混迷を深めつつある現在の日本、志を失いつつある日本人は、難題に立ちすくむばかりでなく、紹介した人々と同様に、社会の不条理の解決に自らの職業や仕事で貢献しようとする志を持って次の時代に備えたいものです、その指針の一つとなれば幸いです。(「はじめに」より)

特徴的なのは、ことばが没年順に並べられている点。これは、60歳で亡くなった人と90歳まで生きた人との間には、一世代に相当する長い時間の落差があるからなのだといいます。

多くの人は晩年に向かっていい仕事をする傾向があるため、青年よりも没年が大事だという考え方に基づいているわけです。

きょうは4「リーダーとして心得るーー先人からのアドバイス」に注目し、いくつかのことばを抜き出してみたいと思います。

まずリーダーがすべきこと

リーダーというものは、下に対して俺を信頼しろというのではなく、まず自らが下を信頼すること。 すべてはそこから始まります。

塚本幸一(つかもとこういち)(1920.9.17 ~ 1998.6.10)

(96ページより)

ワコール創業者。享年77(歳)。第二次大戦でインパール作戦などに従軍し、復員後にはワコールの前身である和江(わこう)商事を設立して婦人用アクセサリー卸業を開始。

1957年にワコールへ社名変更し、婦人用下着を主力商品として、同社を日本トップクラスの女性アパレルメーカーに育てることに。

また京都商工会議所会頭、日本商工会議所副会頭、財団法人地域活性化センター理事長など財界の重鎮となりました。

著者によれば、塚本幸一の原点は大東亜戦争なのだそうです。インパール作戦の際、食料も弾薬も尽き、毎日、戦友たちが死んでいくなかで敗走を重ね、復員船で信じるようになったのは「自分は生かされている」ということ。

そのため、「これからの人生は52名の戦友に代わり、世の中のために生きていく」と決心したというのです。

一度死んだも同然であり、過酷な状況を生き延びた自分には戦友の魂が宿っていると信じ、商売の決死隊になったということ。

「この世に難関などない。難関というのはあくまでも本人の主観の問題である。難関だと思っている自分があるだけだ」と仕事に邁進したのだといいます。

「どうせ打ち上げるなら、目標は大きいほうがいい。世界一の下着メーカーを目指そうと10年一筋の、50年計画を立てた。

まず最初の10年で国内市場を育て、次の10年で確固たる地位を築く。70年、80年代は海外に進出。90年代は仕上げともいえる世界制覇である」(98ページより)

また女性の下着を事業にしたことについては、「格好よく言えば、私は女性を美しくすることに生涯をささげてきた。まことに幸せな人生というべきだ」と述懐しているそうです。

そして、その延長線上に文化を守り育てる企業像をつくり、「部下を信頼することから始めよ」というリーダー論を、そのバックグラウンドとしたわけです。(96ページより)

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最終更新:4/21(日) 21:13
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