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リーダーとして心得るべきこととは? 3人の名経営者のことば

4/21(日) 21:13配信

ライフハッカー[日本版]

サントリーの「やってみなはれ」

現職の社長がしなきゃならんのは、トップの心得を後継者に説くことじゃなくて、下からのイノベーションの種がどんどん出てくるようにしむけることです。 それがサントリーの「やってみなはれ」です。

佐治敬三(さじけいぞう)(1919.11.1 ~ 1999.11.3)

(96ページより)

サントリー社長・会長。享年80(歳)。

「出る杭は伸ばす」

「とにかくワクワクしながら仕事をしてみろ。そうじゃないと人生は面白くならないぞ」

「ひとりの人間を永久に欺すことはできる。また、大衆も一時的なら欺すことはできる。しかし、大衆を永遠に欺すことはできない。要するに、真実でなければダメなんですよ。本当のものでなければ、ダメなんですよ」 (109ページより)

1986年に誕生した赤坂のサントリーホールは、「世界一美しい響」がコンセプト。カラヤンなど、世界的指揮者や演奏家の意見を取り入れたホールとして知られています。

また、そこにはサントリーならではの工夫も。たとえばホールの壁はウイスキーの貯蔵樽を使用しており、ホワイエ(ロビー)でアルコールを楽しむこともできますが、これは日本では始めてのアイデア。

佐治の「文化で社会にお返ししよう」という夢が、そんなところにも反映されているわけです。

ご存知のとおり、サントリーの精神は「やってみなはれ」。現場にはイノベーションの種が転がっているものなのだから、それを潰さずに育てることこそが、トップの仕事だという考え方です。(108ページより)

リーダーとしての自覚

皆からリーダーは見つめられている

武田豊(たけだゆたか)(1914.1.6 ~ 2004.2.15)

(131ページより)

新日本製鐵社長・会長、経済団体連合会(経団連)副会長、日本鉄鋼連盟会長。享年90(歳)。

こうした“表”の経歴よりも、脳の研究を仕事や生活に生かす方法の実践者や論客として注目されることが多かった人物。

東大の碩学・時実利彦博士に、脳について長く学んでいるといいます。

そんな大脳生理学研究者である武田は、大脳のカラクリを実際の仕事に応用したのだとか。たとえば人事部長時代には、課長以上2000人を超える人々の顔と名前と経歴を覚える努力をしていたというのです。

大脳生理学から見てリーダーは、六つのことを身につける修練が必要だそうだ。

「活力」「意志力」「責任力」「包容力」「知識力」「説得力」。

戦いの時、リーダーは全員から見られている。いや、見つめられている。 リーダーの弱気や逡巡や迷いは、すぐにフォロワーに伝染し、志気が衰える。 (133ページより)

そのため、リーダーは「見つめられている」という自覚を持って行動すべきだということ。

生き方の基本、ビジネスパーソンとしての心構え、リーダーとして心得るべきことなど、数々のことばを通じて多くのことを学べる一冊。

時代や流行に流されることのない普遍的な内容でもあるので、手元に置いておけばさまざまな場面で役立ってくれそうです。

Photo: 印南敦史

Source: 日本実業出版社

印南敦史

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最終更新:4/21(日) 21:13
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