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パテック・フィリップの「定番」が新しい|バーゼル 2日目

4/21(日) 17:00配信

Forbes JAPAN

3月に開催されたバーゼルワールドの取材。2日目は、オリスからスタート。このブランドにはダイバーズコレクションがあり、今年の新作でとくに印象に残ったのは環境保全を訴えかけるモデルだった。
 
そのひとつが、最近問題になっている廃棄プラスティックの海洋流出問題に取り組む団体とのパートナーシップである。タッグを組んだのは、流れ出すプラスチックを防ぐテクノロジーを開発する団体で、その記念モデルを「アクイス」から発表したのだ。

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その「アクイス クリーンオーシャン リミテッドエディション」は、基本的に既存モデルと同じ作りなのだが、ダイヤルがグラデーションのかかったサテン仕上げのアクアブルーに。さらにケースバックに、この取組みを象徴するように廃棄プラスチックを固めたメダルが置かれることになった。面白いのが、この時計を収納するケースが藻で作られてること。徹底しているところがとてもいい。

次に向ったのは昨年からNEW J12が発表されると話題のシャネル。新しい「J12」は70%コンポーネンツを変えたというが、初見では変更点がさっぱりわからなかった。説明を聞くと、デザインはそれほど大きく変わってないとのこと。それでも、インデックスがポリッシュされたセラミック製になり、シースルーバックになっていたりと、細かな変更で、より洗練された印象となっている。

もっとも大きな変更点は、ムーブメントがこれまでのETA2892ベースから、シャネルが株式を取得し、資本参加したケニッシ社製の自動巻きに切り替わったことだ。ケニッシ社は、チューダーにムーブメントのパーツを供給のうえ共同開発しているなど、堅牢かつ高性能な自動巻きムーブメントにとても定評があるメーカーだ。

そんな強力なパートナーを得て「J12」のパワーリザーブが40時間から70時間へと大幅に向上。高性能の証でもあるCOSC(スイスクロノメーター協会)認定機にもなっており、信用性も格段にアップしている。

そして、ブライトリングである。一昨年に新CEOの体制になって、積極的なニューモデルの発表とともに、過去の名作へのリスペクトがより強まっている。今年もパイロットウォッチの指標的存在ともいえる「ナビターマー」の初期に製作された1959年製の手巻きモデルが60周年を迎えたこともあって、その復刻モデルが発表された。

この「ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディション」は、当時のものをほぼ忠実に再現。ダイヤルもオリジナル同様オールブラックであり、当然サブダイヤルもトーンオントーンである。

もちろんムーブメントも手巻きだが、ここは自社製「キャリバー01」をベースに新たに開発されたCOSC公認クロノメーター「キャリバーB09」を搭載している。姿形はそのままに、現代のテクノロジーをさり気なく入れ込んだ見事な復刻モデルである。

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最終更新:4/21(日) 17:00
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