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あの“ジリ貧"ブックオフが地味に復活した

4/21(日) 5:10配信

東洋経済オンライン

 売り場作りでは、思い切って定番の文庫本売場を2階に移動、入り口から正面の一等地にホビーやフィギュア、玩具の棚を配列し、その左側の棚に家電やソフトメディア、右側には漫画や児童書の棚を並べた。

 「今までに例のないことだが、ホビーの認知度を上げることが先決と考えた」と野口マネージャーは言う。

 ホビーや玩具の場合、動作の点検や部品点数の確認など本やソフトメディアと比べてチェック項目が多い。買い取り価格もマニュアルが十分に整備されていたわけではない。

 新商材導入に手を取られた分、一時、本やソフトメディアの売り上げが改装前と比べて落ち込んだが、6カ月ほどで回復している。「新商材の導入によって来店への動機づけができたため、土日にファミリー層の来店が増えるなど客層が着実に広がっている。来店客数は1割増え、売り上げは客数を上回る伸びと順調だ。買い取りもホビーやフィギュア、玩具は当初見込んだ量の2倍で、本など他の商材の買い取りもあわせて増えた」(同)。

 JR茅ヶ崎駅近くの茅ヶ崎駅北口店では、メインの売り場から本をなくすというチャレンジを行っている。

 1階にあった本やソフトメディアの売り場を2階に移転。茅ヶ崎駅北口店の近くにある大型店のスポーツ用品売り場で得たノウハウを活用して、1階の売り場はサーフボードを中心とし、メンズ古着やメンズ用スニーカー、バッグをそろえた。湘南らしさをアピールするため、照明やBGMも工夫し、店舗スタッフの制服も廃止した。

 地元で人気の商材をそろえたことで、2018年6月の改装後から売り上げは急回復。本やソフトメディアの売り上げは、売り場を半分に縮小した影響で減少しているが、平均して改装前の8割前後の水準を維持している。「大型店の経験でスポーツ用品とメンズ用品の相性がいいこともわかっていた。サーフボードの買い取りが想定に比べて進んでいないことが問題。あとは認知度をどのようにして上げていくか……」(同)。早くも次の課題に取り組み始めている。

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最終更新:4/21(日) 19:53
東洋経済オンライン

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