ここから本文です

東野幸治「毒舌でも仕事絶えない」卓越した視点

4/21(日) 11:00配信

東洋経済オンライン

 東野幸治さんは、2つの意味で視聴者から絶大な信頼を得ている芸人です。1つは、司会者としての側面です。笑いの要素が強いバラエティー番組はもちろん、ニュースを扱う社会派の情報番組を仕切ることもできます。幅広いジャンルに対応できる大人の司会者として、東野さんに並ぶような人材はお笑い界でもほとんど見当たりません。

 一方、東野さんには「白い悪魔」と呼ばれる別の一面もあります。ここぞというときには相手を傷つけるのも辞さないトゲのある一言で、共演者の心をえぐって笑いを起こしていきます。共演する芸人などをイジるときには、残酷なほど冷たく聞こえるけれど「言われてみれば確かにそのとおり」と思わされるような的確な言葉を並べていきます。

■持ち味は「容赦ないイジり芸」

 分析力の高さがベースになっている東野さんの容赦ないイジり芸は、爆発的な笑いを巻き起こします。「アメトーーク!」で品川祐さんや西野亮廣さんをほめ殺しにして完膚なきまでにたたきのめしたのは、もはやお笑い界の伝説になっています。

 「ワイドナショー」でベッキーさんが結婚を発表したときにも「率直な話、ベッキー、だまされてるなと思ったんですよ」などと手厳しい言葉を投げかけていたのも記憶に新しいところです。

 2つの側面のどちらに関しても、視聴者やスタッフから「東野さんなら何とかしてくれる」という絶大な信頼を得ているのは間違いありません。一方では「大人の司会者」、一方では「白い悪魔」。「どちらが東野さんの本当の姿なんだろう?」と考えたくなるかもしれませんが、どちらも東野幸治という芸人の真実の一面である、というのが私の考えです。

 東野さんの根底にあるのは、人やモノに対する素朴な好奇心です。東野さんは他人のいいところも悪いところも、フラットな目線で同じように面白がることができるのです。だから、それがときに他人のプライドを傷つけたり、冷たく感じられたりもするのですが、本人には決して悪気はないのだろうと思います。

1/3ページ

最終更新:4/21(日) 11:00
東洋経済オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事