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そろそろ始めたい事前準備――いつから始める?何から着手すべき?

4/22(月) 5:00配信

商業界オンライン

まず着手したい、レジに関する3つの事前準備

 レジに関する事前準備として、店舗では具体的にどのような対応が必要になるのか――その必要な対応は次の3つに集約されます。

(1)商品ごとの税率「10%(標準税率)or 8%(軽減税率)」を把握する

 2019年10月以降は8%と10%、複数の税率が存在し、品目や購入シーンによって異なることは、連載第1回 「どうなる?どうする?『軽減税率制度』で変わる店舗の会計シーン」 で既に紹介しました。

 ただ、「うちは8%対象の商品しか取り扱っていないからそこまで準備しなくても大丈夫」という方も注意が必要です。例えば、八百屋さんでは、取扱商品が野菜や果物を中心とした食品になるため、税率は8%のものがほとんどになると想定されます。ところが、ティッシュペーパーなどの日用品も一部取り扱っている場合、ティッシュペーパーの税率は10%となるため、複数税率の管理が必要になります。

 また、お客さまのご自宅に商品を配達する場合の配達費に関しても、税率10%となるなど、「思わぬ8%や10%」が出てくる可能性もあります。どのような商品を取り扱っているのか、その税率は何%になるのか、改めて確認をするようにしましょう。

(2)商品ごとの税率をレジに登録する

 税率把握の次に、商品ごとの税率をレジに登録します。登録ができていないと、会計が正しく行えずお客さまを待たせてしまったり、売上げを毀損してしまったりする可能性があります。登録方法や設定はレジの種類によって異なります。

 軽減税率制度に対応できる3種類のレジ(レジスター・高機能POSレジ・モバイルPOSレジ)ごとにその設定方法を見ていきましょう。レジスターの場合、マニュアルを確認しながら、部門や商品に一つ一つ税率を操作し設定していく必要があります。レジ本体の小さな表示窓、またはPCの専用ツールを使用して設定を行うケースが多いようです。高機能POSレジの場合、専任のエンジニアに依頼し、データを入れ替えます。エンジニアの改修には別途費用が掛かるケースもあるようです。モバイルPOSレジの場合、iPadなどの大きな画面で全体を確認しながらオーナー・店長の作業で登録が完結できます。

(3)消費増税・軽減税率制度の実施以降の新価格を設定する

 消費税増税・軽減税率制度実施に合わせて、仕入値なども上がるため、適切な商品価格を見直す必要があります。新価格の設定については、(2)で紹介したレジの種類だけでなく、メーカーによっても仕様が異なります。

 レジに関する事前準備においては、使用中もしくは購入予定の軽減税率対応レジの種類や仕様によって作業内容・ボリューム・難易度が変わるため、これからレジを購入しようとしている店舗の方は、設定画面の使いやすさなども加味して選ぶとよいでしょう。

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最終更新:4/22(月) 5:00
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