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40~50代の80%以上が「歯周病」!?あなたの口の中でも…

4/22(月) 12:06配信

OurAge

「自分は関係ない」と思っていても、40~50代の80%以上が罹患しているという「歯周病」。甘く見ていると、知らぬ間に歯を失うことにもなりかねないのが恐ろしい。

「唾液の分泌量の低下などが起こる更年期世代の女性は、歯周病のリスクが高まります。しかも、ほとんどの人が罹患していて、きちんとメンテナンスをしないと悪化していくばかり。虫歯は痛みがあるのでそれに伴い治療をする人が多いのですが、歯周病は悪化してから気づく人が多い。まずは、ほとんどの人がかかっていると認識を持つべきですね」と薬剤師、歯科医師の梁 洪淵さんは警告する。

歯科医師で歯周病専門医・指導医若林健史さんも、歯周病への危機感の薄さを懸念する。
「歯周病は以前、歯槽膿漏と呼ばれていたせいか、歯肉がぷよぷよして膿が出るのが症状と思っている人が多いようです。でも、このような症状はかなり進行した歯周病です」

初期段階での特徴は、「歯と歯の間の歯肉が少し腫れている、歯磨き時に出血する」というもの。この程度だと“いつものこと”と見過ごす人がほとんどだそう。

「さらに、歯と歯の間や歯と歯肉の境目に付着したプラーク(細菌のかたまり)は、よく鏡で見ないとわかりません。多くの人が初期段階を見過ごして、進行させてしまっているのが問題なのです」(若林先生)

とはいえ、実際どんな症状があるか知らない人が多いのでは?見過ごさないためにまずはチェックしてみよう。

□歯肉が時々赤く腫れることがある
□歯肉がむずむずしてかゆいことがある
□歯肉が腫れぼったい感じがする
□冷たいものを飲むと歯がしみる
□歯を磨くと歯肉から出血することがある
□下の前歯を舌で触るとザラザラする
□朝起きたときに、口の中がネバネバする
□歯肉を押すと血や膿がでることがある
□最近、自分の口臭が気になる
□「サ行」の音が発音しにくい
□歯と歯の間に食べものが挟まりやすくなった
□歯が浮いているような感覚がある
□歯肉が下がり、歯が長くなった感じがする★
□歯を押すとグラグラする感じがする★
□以前と歯並びが変わった気がする★
□口の渇きが気になり飲みものが欠かせない
□食後、口の中が以前よりもべたつく感じがする
□2年以上、歯医者に行っていない
□1日に歯を磨く回数は2回以下
(参考資料:「日本人はこうして歯を失っていく」日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会/朝日新聞出版)

●チェックの診断
歯周病は見た目ではわからないことも多く、さらに虫歯のように痛みなどを伴わないので、気づかず進行していることがほとんど。初期段階では、歯肉のむずがゆさや軽い腫れ、ブラッシングでの出血などだが、進行すると膿や口の中の不快感などが出はじめる。もっと進行すると、グラつきや歯肉の痩せなどの症状が現れる。

上記のチェックで★に印がついた人は、かなり進行しているので、歯科医の診察をおすすめする。★以外で、0~2個だった人はほぼ大丈夫だが、膿や出血がある場合は進行しつつあるという自覚を持って。3~4個の人は歯周病の可能性がある。5個以上の人は歯周病である可能性が極めて高いといえる。

イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび

最終更新:4/22(月) 12:06
OurAge

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