ここから本文です

【私鉄沿線 途中下車】カップヌードルミュージアムと太陽の塔。昭和の魅力に“まんぷく”

4/22(月) 11:30配信

旅行読売

阪急宝塚線・大阪モノレール

 大阪で2025年に2度目の万博を開催することが決まった。日本中が熱気に包まれた1970年の大阪万博が懐かしくなって、大阪の中心街・梅田から阪急電車宝塚線と大阪モノレールを乗り継ぎ、そのシンボル・太陽の塔に会いにいくことにした。
 阪急電車は大阪と宝塚・神戸・京都を結ぶ関西の大動脈だが、箕面(みのお)有馬電気軌道の名で最初に開業したのがこの宝塚線。十三(じゅうそう)、売布(めふ)神社、清荒神(きよしこうじん)。難読駅名が並ぶ路線図を見ながら、高校野球も沿線の豊中グラウンドで生まれたことを思い出す。スポーツに歌劇、百貨店、遊園地。懐かしい昭和、阪急沿線に行楽地が多かったのはなぜか。創業者・小林一三(いちぞう)氏の記念館がある池田に道草してみよう。
 池田駅から緩やかな坂を上り住宅街を抜けると、一三氏の旧邸「雅俗(がぞく)山荘」だった建物が現れる。屋根はいぶし銀の日本瓦とスペイン瓦、ファサードはハーフチェンバー様式の和洋折衷の洒脱な佇まい。各界の著名人が訪れる迎賓館だった空間で、傑出の事業家だった一三氏が多能な文化人でもあったと知る。「芸術と生活を一体に楽しむ大衆文化」を大切にする信念が阪急沿線に花開いたわけだ。
 誰もが知る池田の人気スポットといえば、開館20周年を迎える「カップヌードルミュージアム大阪池田」。世界初の「チキンラーメン」、80以上の国と地域で愛される「カップヌードル」など、年間消費1000億食を超える「世界の食」に成長したインスタントラーメンの魅力を体感できる。
 NHK朝ドラ「まんぷく」のモデル、日清食品創業者・安藤百福(ももふく)氏の妻、安藤仁子(まさこ)さんの特別展も開催中。ドラマとはひと味違う人物像とリアルな昭和の世相が見えてくる。オリジナルのカップヌードルを作る体験工房「マイカップヌードルファクトリー」や、百福氏がチキンラーメンを発明した研究小屋の再現展示などに注目だ。
 ちなみに、阪急宝塚線の終点、宝塚駅にはこの地で育った漫画家、手塚治虫の記念館があり、興味のある人は足をのばしてもいい。

1/2ページ

最終更新:4/22(月) 11:30
旅行読売

記事提供社からのご案内(外部サイト)

旅行読売6月号

旅行読売出版社

2019年6月号
4月27日発売

589円


第1特集 いにしえの記憶をたどって 古道、街道へ
第2特集 ふらっと船旅 絶景さんぽ
特別企画 「令和」と万葉集ゆかりの地へ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事